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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
病気の母親のために高校をやめて働いていた裕弥。
ある日、車にはねられた裕弥は通りがかったロシア人貴族のミハイルに助けられるのだが。
事故のショックで記憶を失くしていた裕弥は自分が何者かもわからず「ミーシャ」という名を与えられて、ミハイルの元で暮らすことに。
慕い惹かれて望まれるがままに関係を結ぶのだが、やがて記憶が戻り…。
記憶喪失ネタです。
でも、そんなにこの記憶喪失でせつない関係にもなってないような…。
まず、裕弥が記憶喪失時のミーシャとしての記憶もちゃんと持ってるので。
まるで誰ともわからない人間とずっと一緒にいたということにもなってないし、ミーシャ時代に持った「好き」という感情もそのまま裕弥に受け継がれていて。
ミハイルの方も裕弥に詰め寄られたところで「どっちも同じ人間じゃないか」と言ってしまうような人なのでね。
ミーシャ時代のように甘えてもらえないのが淋しくて拗ねたりはするけど。
裕弥に戻ってからも「ミーシャ」と呼びかけて多少仲がこじれたりはするけども、基本的にはずっとラブラブな印象。
ミハイルの方がなんというか自分の思い通りにならないとスネちゃったりして、いい大人のくせに…と思う場面も。
ラストのアクションシーン(?)、車内であれだけよく動けるなぁ(笑)
あとは最後の最後で今更のように「愛してる」にびっくりする裕弥にびっくりしました。