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mr. romanticist no koi
ストーリーは面白かったですし、キャラクターも良かったと思います。でも正直、文章がくどい。長ったらしい。途中で読むのをやめようか悩んだほどでした。
なんかいちいちツッコミが入ってるような文章。そこまで実況のような描写はいるのかな?って思いました。もっと簡潔に書いてくれたほうがテンポよくコミカルな印象にもなったでしょうし、あまーいシーンも堪能できたような気がします。
辛口で書いてしまいましたが、ずいぶん前のお話だからなんでしょうね。近年の砂原糖子先生の作品とは印象も違いますね。
砂原先生の初期?の作品のようで、先月のスペースで話題にあがっていたので、気になり購入してみました。まだ新刊が購入できるのありがたいです!(なんと4刷!)
乙女系男子なのですが、”ミスター・ロマンチスト”という呼び名のほうがしっくりくるイケメンDKが主人公。眉目秀麗、成績優秀で生徒会長って四文字熟語をすべて背負ってる純直。実は周囲の期待とは裏腹…というか、繊細で優しくてロマンチックなものが大好き、ひとつ下の後輩を王子様のように恋い焦がれる、一言で言うと”クソ可愛い”キャラクターです。キリッとした見た目に期待される内面じゃないことや、可愛い三つ子の姉妹たちへのコンプレックスが、彼のうじうじが起因するところなのかな〜、あとなぜか親友(♂)が無駄に可愛いので、なおさら、自分のゴツさに引け目を感じちゃうっていう、自己評価がめちゃ低くて、なかなか”好き!”と踏み込めない。。相手の有坂がまた男前のいいヤツで、乙女の気持ちを察して誠実に向き合ってくれてるのに、それでもうだうだする純直の態度に、きりきりと焦れったさに身悶えしながら読んでしまいましたw
両思いになってからも、このモダもだが続くんですよね。んでもって、ふと気づいたんですけど、乙女系というより、たぶん奥ゆかしさがすぎるw”大和撫子”なんだなと。親友の可愛い系男子の雑なアシストが好印象で、正直こちらの彼のほうにBLの主人公としてのポテンシャルの高さを感じてしまったのでした。そして、ロマンチストは伝染するというロマンチックなオチまでついて、ほんわかきゅんするラブストーリーでした。
久しぶりに読み返してみました。
男らしい容姿の生徒会長、純直くん。学校では硬派でモテモテな彼ですが、本性は占いやジンクスも信じるし少女漫画に憧れるし...という乙女男子です。
見た目と中身のギャップが可愛らしく、姉たち(可愛らしい姉2人を持つ3つ子ちゃんなんです)や毒舌の幼馴染みとの絡みも好きです。
攻めの有坂くんは純直くんにとって王子様のような存在。自分のことを可愛いと言ってくれて、1人の人としても尊敬できる筋の通ったお方。
付き合ってからは純直くんの好みなデートやシチュエーションを考えてくれる情熱的でロマンチストな一面や、幼馴染みに嫉妬する野獣な一面もあり魅力的です。
エロはそこまで多くないですが、最後の短編の中の兜合わせのシーンが個人的には好きですね。
千野はテニス部の王子様で元生徒会長という文武両道の長身イケメンなんだけど、実は夢見る乙女キャラで……というギャップ萌えが楽しい一冊です。
幼馴染から「男らしいのは見かけだけ」と言われてる千野の思考回路は本当に乙女で、何度読んでて乙女か!と突っ込んだことか。
有坂に一目惚れした日の夜に、ラブレター三枚を書き上げるも結局出せずに机の奥底にしまったままとか、星占いのチェックを欠かさずラッキーアイテムの入手にいそしむとか、夢でも会える事を願って有坂の写真を枕の下に忍ばせて寝るとか、あれこれが何ともいじらしくてかわいい。
私が好きだなと思ったところは、有坂と話をするようになり千野が有坂の夢を知ることができたシーンを「同じ片思いでも、声をかけるだけの勇気で得られるものがあるのだ」と書いた一文。
それまでは図書館の貸し出しカードのチェックをして同じ本を盗み読んで満足したり、ひたすら影で見ているだけで満足していた彼にとって、この気づきはとても大きなものだったと感じられるところが好きです。
有坂との妄想の着地点はロマンチックなシチュでの軽いキスが精一杯の千野。
セックスなんて無理!というか何をするか知らないし朝チュンが限度なので、お付き合い始まってからもあれこれグルグルしまくってます。
攻めの有坂は真っ直ぐないい子で、千野がロマンティック好きなのを知ってるし、超絶奥手なのも知ってるので、あれこれ待ってくれているんです。
なのに千野ときたら、俺はガタイのいい男だし……、かわいくないし……、小さくないし……、女じゃないし……とかどんどんどんどん悪い方向へとひた走ってウジウジする姿はオトメンを通り越してもはや女々しいとしか言えなくて、ちょびっとばかりイラッとするけど、巨チンであることも悩みの一つというのはなかなか美味しい悩みでした。
私がすっごくいいなと思ったのは、机の引き出しに眠っていたはずの三枚にもなるくどいラブレターが回り回って日の目を浴びるハメとなってしまい……という最後。
これからもし不安になっても、回りくどい手紙を書いたりせずに、ストレートに伝えようと決意した千野が、心の中でしたためた「前略、僕は君が〜」という最後の一文が本当に良かった。
この最後の一文で評価が萌から萌萌(神寄り)にあがりました。
大好きなくせに「でも」「だって」と余計な言葉をくっつけてグルグルウジウジしていた千野。
それだけにただただシンプルなこの結びの一文が、ストンと心に響いてとても良かったです。
ちょい残念だったのは、文章が微妙に窮屈というか読んでて乗り切れないところが気になったのだけど、初めてお仕事で雑誌に掲載された古い作品と知って納得というか、そこは仕方ないかなぁって思います。
シーモア:挿絵なし あとがきあり
砂原先生の商業誌初仕事の作品!
新装版になります!
三十路過ぎてから、自然と学園ものを読む機会がなくなっていたんですけど、やや先生の挿絵に惹かれて購入です。
この、やや先生の表紙大好きです!
もう読む前から、この2人のカップリングを色々想像して、妄想膨らませながら読ませて頂きました(笑)
内容を知ってからは、更に2人の雰囲気にやや先生のイラストがピタリとハマっていて、ニヤニヤものでした。
王道だけど、すっごく乙女過ぎな展開に、読み始めはダメかな〜…と思ったんですけど⁉︎
男前な見た目と違って、一緒懸命努力する主人公の乙女さに、最終的にはじ〜んと感動していました。
実際だったら引きそうな行動でも、この乙女な主人公だと、キュンさせられて、じれったい、ラブコメものになっていく所が、不思議かつ楽しく読めた作品です。
普通の乙女&可愛い&健気な受ものが苦手だったり、読み飽きている方にはオススメしたいです!
高校2年生の有坂君 × 高校3年生の千野さんの年下攻&乙女受もの。
生徒会長やテニス部の主将をはるほど、なんでも出来る、見た目はクールな男前なのに、それを裏切る程夢見る乙女な千野さん。
そんな千野さんの乙女心を掴んだのは、茶髪でかっこいいんだけど、ちょっと、とっつきにくそうな雰囲気の有坂君。
1年前の文化祭で、彼の勇姿を見てから、初恋に落ちてしまいます。
しかも勢いで、有坂君への想いを綴ったラブレターを書いてしまい(笑)
結局は渡されることはないまま、大切にしまわれます。
男同士!
しかも、自分の内面と外見のギャップは、痛いほど自覚している千野さん。
そんな千野さんは、有坂君との夢のような幸せを想い描くだけの片恋で十分満足。
千野さんの目には、王子様のように映る有坂君を、ただ見続けるだけで、夢心地な至福の時なのでした。
それがある日、友人の後押しもあり、接点を持てるチャンスが到来⁉︎
男前なのに、いじらしく、可愛い千野さんと、王子様(千野さん的に)な年下有坂君の恋の行方は……。
女性の立場から見ても、千野さんの乙女心スイッチは驚きの連続(笑)
これだけでも、ギャップ大なのに、天然&鈍臭すぎるエピの数々に大笑いさせられ、情けなさたっぷりな可愛らしい姿に癒されました。
有坂君を想う一途さが、せつなくもあり、愛らしくて、キュンと萌えさせて頂きました。
有坂君も、見た目と反して優しくて、包容力のある年下のいい男だったのも好感でした。
千野さんの本性を知らない時は、キツ目にあたったり、意地悪い態度をとったりするんですけど、本来の千野さんを知ってからは…
逆に、知りはじめたことで、有坂君自身も、この人可愛い人だと、どんどん意識し始める所が、自然で良かったです。
この頃から、今度は千野さんが追われる立場になって行くんですけど、そこがお話の美味しい所でした。
そして、いつまでも千野さんの心を理解しようと、どこまでも王子様で有り続ける有坂君は、本当にかっこいい男でした。
初キスも、初デートも、 初Hの道のりも、じれったさ&ドキドキ感満載!
でも、私的には最後の方で発揮し出す、エロ犬有坂君の方が好み♡
王子様もいいんですけど、性欲有り余っている年下男子!
ガッツリ気味な有坂君も素敵です。
出来れば、この展開をもう少し楽しみたかった(笑)
印象的だったのは、千野さんの片想い時代のラブレターエピでした。
卒業式と一緒に、千野さんの淡く、せつなく、甘い初恋の思い出を巡らせる演出に思わず涙でした。
まさかこの展開で、ラブレターが登場するとは思いませんでした!
残念だったのは、千野さんの幼馴染朋也。
外見は可愛らしいのに、実はこの作品一、男前な彼の立ち位置が微妙だったかな〜と。
千野さんの理解者でもある彼だから、千野さんの幸せを思っての、当て馬的行動なのはわかるんです。
でもそれにしては、言ってることと、行動が噛み合えていない矛盾さを感じました。
あと、千野さんは三つ子だったんですけど、その姉2人がパワフルで面白かったです。
ただ、もっと2人の姉と、有坂君と千野さんの絡みを読みたかったです(笑)
千野さんの乙女な恋が実って本当によかったな〜と、心から嬉しくなるお話でした。
可愛らしい変化球ラブを読みたい方にはオススメです!
砂原さんの作品大好きなのですが、これは、文章が…古い…。
読み終えてから、2001年(デビュー直後)の作品の新装版と知って納得しました。
そうと知らずに読み始めたので、これほんとに砂原さんの本…?と驚いてしまいました。
端々で妙に大げさな言い回しが目に付くというか、悪い意味でラノベ感が強いというか。
後の方は新装版書き下ろしなのでいつもの文体なんですが…その差が一目瞭然。
現在の砂原さんの文体は読みやすく感情移入しやすくて大好きなだけに、
どうしても違和感を感じてしまいました。
内容的にも、最初は千野の乙女思考と不器用さがかわいい!と思ったものの、
読み進めるうちに、
その思い込みはちょっと無理がないか?とか、
朋巳の存在は結局なんなの?とか、色々とすっきりしなかった…。
(旧版は朋巳含めた3人が表紙だったところを見ると、三角関係ぽくしたかったのかな…?)
本来は「デカイ男が乙女思考&不器用」なんて、大好物な設定なんです。
でもこれは端々で「ん?」と引っかかってしまって、残念ながらあまり楽しめず…。
他の砂原作品が好きなだけに、見方が辛くなってしまったかもしれません。
今の砂原さんが書いたらきっともっと面白い話になっただろうなあ…
などと、益体もないことを思ってしまいました。
高校三年生の千野純直は、成績優秀な生徒会長でテニス部のエース。
しかし、本当は内気な性格――どころか、乙女ちっくに好きな人を思い続ける少年だった。
見た目にそぐわぬその容貌のせいで、クールで渋いと女の子に大人気を誇っているが、純直自身が自分のその内面とのギャップに苦しんでいた。
そんな純直の恋のお相手は、一学年下の有坂和志。
陸上大会での勇姿に一目惚れしたという彼は、有坂を一目見ることが毎日の楽しみだという、夢見る乙女状態。
話しかけるなんてもってのほか、ましてや付き合ってもらおうなんて考えることもない。
けれど、想いは募るばかりで、ファンレターを書いたつもりがラブレターになってしまったり、思わず星占いの本を読みふけってしまったり。
そんな純直は、ある出来事をきっかけに有坂のバイト先へと訪れるようになる。
そこから少しずつ、有坂と話をするようになった純直は自分の気持ちが膨らんでいくのを止められずにいた。
一方の有坂は、当初はほとんど表情の動かない純直の顔のせいで、「感じの悪い先輩」という認識しかなかった純直が、実は外見とは大きなギャップがあることに気づき始める。
些細なことで喜んだり照れたりするその姿が次第に「かわいく」思えてきたのだった――
という感じの話でした。
何もかくにも、見た目にそぐわず純直がピュアすぎてすてきでした。
おまけに、自分の人もうらやむくらい育ちすぎた体にコンプレックスを抱いてるところなんて、ものすごくかわいかったです。
表題作の他に、二人がくっついた後の話も入っているんですが、それの有坂がめちゃくちゃかっこいい。
まさに、純直の理想どおりの「ザ・王子様」になっている……。すごい。
有坂は、純直のロマンチストが移ったのかな? なんていってますが、いや、それはそんなもんじゃない。
基本的には、何の不満も抱かず、純直のペースにあわせて、寸止めくらってもさらっと我慢しちゃうし、「いきなりだったらびっくりすると思って」とか言っちゃって、いい雰囲気になってもあっさり引こうとしちゃえるし。
挙句、純直がどんなに情けないことを言っても怒らない。
すごく王子様……。
そんな感じで、ものすごーく純直を優先しているのに、自分が風邪を引いたらきっちり弱音メールを送ってくるところなんて、お主策士だな――のレベルですよね。すごい。
そんな、王子様な攻めと乙女チックな受け(ただしどちらも体格はいい方)の話がお好きな方にはぜひ、オススメします。
背が高くて顔良し頭良し、テニス部のエースで生徒会長まで務める学校中の女子の憧れの存在。こんなにハイスペックなのに中身は乙女なんです!
星占い、少女漫画、手作り弁当…挙げ出したらキリがない。とにかくもう常に思考が乙女。有坂に恋をしている姿が一生懸命で可愛いんですよ。
表題作は付き合い始めるまでです。
有坂も千野に惹かれて好意を持ったから付き合ったのはわかるんですが、まだこのへんは千野の想いの方が強いと思います。
付き合ってから卒業までの「ミスター・ロマンチストの手紙」
これは有坂がかなりいい味出してます!特に朋巳に食ってかかるところが良い。有坂が千野にかなり惚れこんでいるのがわかります。
初めてのエッチの時の余裕のなさがたまらなく萌える。
「可愛い」「抱きたい」とかって千野が男でありながらも欲してる言葉じゃないですか。
それを本心で惜しげもなく言える有坂って、どこまでも千野の理想の王子様ですね。
卒業式当日。千野が卒業生の答辞のシーンがあるのですが、あのラブレターをこんな風に使ってくるとは!
学校生活の思い出と、有坂への恋心。感極まるまでの千野の心が丁寧に描かれていて、思わず号泣してしまいました。
ちょっとだけ作中で引っかかったのが、やたらと朋巳が千野をクマ男と表現すること。
桜城さんのイラスト見ても優等生風な男前で普通に可愛いので、クマっていうのが今いちピンと来ず(笑)
まあここはあまり気にせず。あと朋巳が男前すぎる。何気に有坂にすごいこと言ったけどあれは本心な気がしますねー。
男前なのに可愛い千野に萌える1冊でした。
可愛かった+.(o´∀`o)゚+.
でも、これ漫画とかリアルに見える絵柄で見るとなおさら面白かったと思う。二重の意味でwwww
見た目は男前、生徒会長で風紀も取り締まる。
クールで知的wみんなの憧れな千野さん。
ところが、この千野さん。本当は少女マンガにあこがれる生粋の乙女。
乙女男子wwwwwキターーーーーwww
しかも見た目がよすぎるために、どんなことをしても裏目にでるとかなw
面白すぎる。
そんなこんなな世間の評価に反してのボケっぷりも可愛いのが今回のいいところなのではなかろうかと思ってしまう。
年下の相手に恋をした。
カッコイイ;;;あこがれ続けた想いは届くのか・・・!?
っていうのが今回のお話。
なんだかんだで、お近づきになり~の、な順を追ってのプロセス。
案外かんたんにカップルになっちゃったなという感じがなきしもあらずなところですが、これはコレで可愛かったかなと思います。
思った以上に攻である有坂くん。
もうひとスパイスあってもよかったかなと思ってしまう。
まぁ、たきつけられてな後半。性的にガマンしてガマンして。
乙女な受に付き合ってな部分も、攻としてはよくできてるかなとは思ってみたりもしてしまうわけですが。
なんにせよ、男前でしかもガタイもよくて。
そんな乙女受のギャップというか、ミラクル☆は面白かったです。
個人的には、あの親友くん。
あの子がいい味出してたとおもったのが最後。
口は悪いけど世話焼きで、あーゆうこ好きです。
(元)生徒会長、優等生、長身でイケメン!と、少女漫画に出てきそうなほどのベタな千野はなんと1つ下の有坂くんに片思い。
その過程がまぁまた…かわいいんです。
自分のかわいくない容姿にコンプレックスを抱いたり、ラブレターを書いてみたりそしてそれを結局渡せなかったり…
いちいち乙女なんですよ!
そしてそれがいちいちかわいいんです。
ふたりが結ばれるまでのドキドキ、そして結ばれた後の不安、どちらも読んでいてきゅんきゅんします。
文章に可愛さと繊細さを感じました。
BLとしてはもどかしい程にピュアなお付き合い期間が長いのですが、それもこの作品には必要なことだったんだと思います。
大人の作品ばっかり読んでいる方が読むと、学生設定の萌えどころを再認識できると思います。
私はオススメします!