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migawariouji no junai
2008年刊。
攻めは声帯模写芸人、受けは王子の影武者にと無理矢理連れて来られた身分の低い少年という組み合わせ、架空の東南アジアの小国ガライ王国が舞台といったちょっと珍しい設定だ。
どんな話なのか展開が予測できなかったが、結構面白かった。
全く面識のない異国の者同士の引き合わせの中でも、広夢が面倒見が良く機転が利くのと、ヒカルが健気な性格で学はなくとも人の感情に聡いのが分かる。
ただ、いくら広夢とヒカルが早々に打ち解けてお互いに好意以上の感情が芽生えていたといっても、ラブシーンは早かったかな。
一応は秘密裡にしている失踪したイーシュダット王子の身代わりとそのサポート役なのにね。
読み進めていくと裏が見えてくるものの、誰が首謀者なのか、目論見は何なのかといった事の真相についてはちょっとはぐらかされた感じかな。
恐らくイーシュダット王子に振り回されたのね…
彼が一番のクセ者だろう。
てっきり突然の失踪の原因は第三者に拐されて、どこかに軟禁されているのではと心配したのにな…(´・ω・)
全体的に展開が早く、キャラクターを堪能するにはページ数が足りない気がする。
ガライ王国のでのゴタゴタが片付いた後日談となる残り10ページが面白かったおかげで、出番のほとんどない脇役に興味津々だ。
イーシュダット王子もお相手の親衛隊長と秘密のカップルのようで、彼らの恋愛事情も大いに気になった。
あと、広夢の両親が実に芸人の親らしい絶妙さでヒカルにも優しいので一安心だ。
1冊丸ごと表題作です。CDは未視聴で読みました。
声真似が得意な売出し中の芸人・広夢(攻め)は、ガライ王国で容姿が王子そっくりで物真似をしていたヒカルに、行方不明中の王子の声をあてて欲しいと頼まれる。王子が見つかるまでのテレビ放映のはずが、不穏な気配を察知して…。
容姿と声、それぞれ物真似する、芸人が一時的にコンビを組んで、王子の不在を誤魔化そうとするという設定はコミカルっぽいのですが、軍事強化派と反対派の争いに巻き込まれ、命も危うくなるというシリアスな内容です。
危険が迫っていても、どことなく底辺にコミカルな雰囲気が漂っていて、重苦しい感じはしないので、読みやすいと思います。バランスが良い作品だと思います。
広夢とヒカル、両方の目線から書かれているので心が通う過程が分かりやすく、エロも結構あります。右も左も分からぬ外国であるのに、広夢が落ち着いて対応を考え、見事ヒカルと一緒に日本へ無事に帰るという男前ぶりにはビックリでした。できすぎるくらいできる男でした。ヒカルは終始健気で可愛い子でした。
広夢の実家でヒカルと同居をして幸せな生活を満喫していたら…のラストも面白かったです。普通の王子様ものに飽きた方に読んでみて欲しいです。
作者様のあとがきにて、ヒカルを連れて実家へ帰ったときの模様がちょこっと書かれています。笑えます。周防様のサブカップルのイラストも素敵ではありますが、広夢と少尉が似てたので意外性が感じられなかったのがちょっと残念でした。少尉は短髪でも格好良かったのではとも思いました。
でもこれは面白くない。一冊で終わっておらず、話は終わってるため中途半端。
同時進行では書ききれなかったかな?
主人公ヒーローが無駄にかっこよくて、普通じゃないかんじ。
剛しいらさんって、凄いしいらさんと、普通のしいらさんと、あれれ?なしいらさんと3人位居る気がするんですが、これは普通のしいらさん作品。
ご都合主義やツッコミ所も多々ありますがそれをあまり感じさせないでさらっと読ませる一冊
。
声帯模写芸人の広夢[攻]はある国から王子の身代わり声帯模写の依頼を受け、現地へと赴きます。
そこで出会ったのは外見は王子に似ているヒカル。
外見が王子のヒカルと、王子の声を真似て声をあてる広夢の2人のコンビネーションにより、行方不明になっている王子の身代わりをこなす事となります。
父親は行きずりの日本人だというヒカルは貧乏育ちだけれど凄く素直な真っ直ぐないい子。
そんな彼に広夢は魅かれて行き、そしてヒカルも同時に彼に魅かれて行くのですなー。
2人だけの秘密共有や彼等だけの空間というのもあってその辺りの恋愛感情は自然に受け取れました。
広夢は結局、ヒカルを日本へと連れてきて実家に同居させるのですがその広夢の両親が出番は少しだけれどなかなかいい味出してます。
幸せになれよーーお二人さんって感じの読後感でした。
ガライ王国の駆け落ちをした王子の代役に、現地人の王子のそっくりさんダンサー・ヒカルと日本人の声帯模写芸人・広夢が立てられます。
王子を探し出すまでの代役のはずが、王宮内の陰謀に巻き込まれ・・・
先日、先にCDを聴いたのですが、やっぱり原作の方が数段出来がよかったですね。
何が良かったって、やっぱり背景の描写の詳しさが全然違いますから。
CDだけでは説得力に欠けた部分が全て納得のいくものになっていましたからね。
広夢の語学力や生活態度しかり、ヒカルがすぐに広夢に好意を寄せてしまったことしかり。
(ただ一つ、広夢がガライ語をすぐに話せるようになってしまったのは超人的だと思いましたが。)
どうなってしまうかわからない王宮で、お互いしか頼れず、支えあっているうちに愛し合うようになる二人ですが、ヒカルの素直で純情なところや広夢の真面目で頭がよくて包容力のあるところは、こんなに短期間で愛し合ってしまうことを納得させるに足る条件だとも思えました。
いやー、ホントにヒカルはいい子だし、広夢は非の打ち所のない男で、非常に清々しい展開です。まるで、水戸○門とかアン○ンマンとか、勧善懲悪もののドラマのようでした。
(色々なラブのシチュエーションが出てきますが、これは読者サービスでしょうか?別にあってもかまわないのですが、ストーリー展開だけ考えれば、こんなにたくさんのエッチシーンはいらなかったんじゃないかとも思います。)
CDでは広夢の声帯模写が限られた人物だけだったのですが、小説ではもっと多くの登場人物の真似をしています。
悪役ムライの真似もしていたんだったら、CDに入れて欲しかったなぁ。
木下パパの背景も、広夢が広務だということも、広務ママが男嫁・ヒカルをダンスのパートナーにしちゃっていることも、そして、ふたりでベガスを目指していることも、よくわかりました。
うん、やっぱり聴いてから読んだ方がいいと思います。で、もう一回聴きなおそうっと。