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90年代のBL小説って結構な率で挿絵が古ッというか正直下手!って感じる作品もあったりするのですが、そんな中で古さを感じさせない挿絵作家さんの1人が金ひかるさんなのですね。
そしてこれもたまたまなんでしょうけど、金ひかるさん挿絵だと個人的には当り率が多いので選ぶ基準の一つになってます。
行範はふと訪れた昔自分が住んでいた家を訪れます、既に廃家となっている家なのに何故か庭だけが昔と変わらず奇麗に手入れされています。
その庭の植物の世話をしていたのが翠という謎の少年。
どこに住んでいるのかもよく分からない彼は、不思議にも行範とその親友、成政を知っていてどこかしら見透かした事を言うんですね。
行範と成政は親友同士ですが、その関係が親友から微妙に他のものに変わりつつあります。
そして時折訪れる庭で、行範は翠と会っては話をします。
終盤で翠の正体は判明するんですが、植物で溢れる庭、不思議な少年とほんのりファンタジー風味な作品でした。