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和久井洋の幼なじみである天羽崇には不思議な「超能力」があり、それが理由で二人はいろいろな事件に巻き込まれていた。
そして、天羽は和久井の事が好きで、天羽に押し切られるまま、二人には身体の関係があった。
けれど、和久井は常々「女の子と結婚する」と言ってはばからず、今日、ついにその夢をあきらめずにいた洋の靴箱に、輝くばかりの眩しい白さの四角い封筒が入っているのを発見する。
和久井は意気揚々とその手紙に指定された場所に赴くが……
という、実は告白の相手が男で、その男が和久井と天羽の所属するミステリー研究部に入ってきて、その歓迎のために山奥に行って事件に巻き込まれてしまう話が一つ。
もう一つは、天羽と和久井の小学校の同級生が実は、アイドルグループの一員として活躍していて、ロケにきた時に再会して、そこでそのアイドルグループの中の一人が「天狗が見える」と話している話が一つ。
そして、最後の一つがその元同級生がドラマの撮影で使っている廃校になった小学校で起こる怪現象のなぞ解きをする話がもう一つ。
以上が、この話に入ってる話なのですが。
個人的にはこの巻の最後の最後に言った和久井の一言に、度肝を抜かれました。
「天羽が好きだからさ」という一言だったんですが。
前作から通して、今まで和久井は天羽のことを「親友として好き」って言いきってたのに、いつの間に!? って感じでついついミステリー? の方に気を取られ過ぎてた僕はびっくりしてしまいました。
あんまりにもさらっと二人の関係を前進させすぎな気が……
まぁ、確かに1つ目の話の後、なかなか意識の戻らない天羽に和久井はキスしてたりしたけれども! それだって、「親友」だって言い切ってた時にも身体の関係を持ってた和久井だからそんなに重要視してなくて。
おまけに、2話目では確かに和久井はちょっと妬いてたような気もするけど、「好きだからやきもち妬くんだ!」的な描写は一切なかったのでさらっと流してたんですが……
いつの間に前進してたんですか……?
かなりびっくりしました。
でもどうせ、ここまでだらだら続いてた関係がようやく前進するんですから、もうちょっと人目を引くような(ぇ)派手な告白シーンとか欲しかった気がします……
本当、突然でびっくりしたような印象しかありません……