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tenohira no torikago
『鳥』シリーズ3作目です。
う~ん、このシリーズどうも気が乗らない。
前巻『鳥は象牙の塔にいる』が、キャラクターがダメでまったく受け付けなかったので、なんかもう続きがどうでもよくなってしまって・・・
それでも、頑張って読んでみたら、こちらは前2作よりはよかったような気はします。まあ、1作目のキャラクターがメインに戻ったからでしょう。前巻CPも脇で出てますけどね。
が、やっぱり好みじゃないわ、このシリーズ。
SF・ファンタジー(風味)は大好きですが、こちらはどうも世界観自体に興味持てない。というか、1作目のレビューにも書きましたが、構え(設定)が大げさなわりに読んだらあっさり薄味過ぎる気がするんですよ。雰囲気だけとまでは言いませんが。
次で完結ですが、まあ買ったから一応読もうかなという程度でした。
『鳥』シリーズ第3弾。
賀野と冬稀は現在の住居を離れ、同居することを決めます。
賀野は、冬稀が研究所以外の場所で適応できるのか心配なのですが、一緒に住みたい気持ちは抑えられません。
賀野は「同居を強制したのでは?」と気にしたり、冬稀も「自分は賀野のお荷物になっているんじゃないか?」…といった具合に、お互いを思いあう気持ちはいっぱい。
二人の関係がこじれる事はないので、最後まで安心して読めます。
今回、冬稀の出生が明らかにされます。
出生の秘密と父親を知っている人物・中津が現れ、父親に会って欲しいと頼みます。
徐々に思い出す過去の記憶が、冬稀に人間らしさを与えていきます。
このストーリーで、冬稀はかなり他人とコミュニケーションを取ることが上手になっています。
もちろん久保寺と充絃も登場し、賀野と冬稀を支えます。
途中で起こる事件と、とある人物との再会は、未消化で切れている感じですが、これらは次の作品へと繋がるフリなので、ぜひとも続きも読んで欲しいです。