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tantei wa matenrou de koi wo suru
水上先生と言えば、セレブでハンサムな攻め×美少年でモテモテなのに無自覚な受、攻め様が受け様に一目惚れというのがお約束。
今回も、オフィス&自宅が120階建ての120階。しかも、自社ビル…展望台より高く、ニューヨークの夜景を一望できる贅沢さ。移動は、屋上のヘリポートから自家用ヘリに乗ってという、いつにも以上のスーパーセレブな攻め様でした。ファンタジー要素大で楽しく読ませて頂きました。
ハンサムだけど無骨な大富豪探偵のイーサン×やんちゃだけど真面目で勝ち気な日本人留学生&探偵助手の祐平のお話です。
10年前、ある事件に巻き込まれてお互いの両親を事故でなくし、イーサンは犯人を捕まえる為に探偵をしてきるという、少しサスペンス要素も入ってます。でも、ほとんど二人の恋愛話が中心なので、シリアスというよりは、ほのぼの•ラブラブな感じでさらりと読めました。攻と受視点を交互に書かいているのも、お互いの感情が分かりやすく読みやすかった点だと思います。
ただ、事件の方がアッサリ解決してしまったので、もう少し絡みがあって欲しかったのと、何点か腑に落ちない点が気になってしまったのが残念。でも、イーサンも祐平もとても好感がもてるキャラなので、ラブラブ二人に、ほのぼの幸せを感じながら楽しく読めました。
祐平の叔父さんへのカミングアウトがあいまいに終わっているし、この叔父さんに萌を感じでしまったので、シリーズ化したら面白そうと思います。
セレブ攻が大好きな方にはオススメです。
紙・2008年刊の電子書籍版は挿絵なし。
仕事疲れが酷かった時に、とにかく読み易さ重視で選んだのがこの一冊。
登場人物は全員美形、隅から隅までゴージャス、ハッピーエンド至上主義ってのは水上さん作品では既にお馴染みだ。
久々に読んだ『あの子(受け)なら完璧な攻め氏のお相手でも許せちゃう』って台詞や自家用ヘリ、リムジンがささっと出てくる状況はまぁいいとして…
アメリカでの留学生活を心配している叔父の紹介で上流階級専門の探偵業を請け負っているグレイヴス氏にアルバイト採用された祐平。
自身も上流階級出身のグレイヴス氏は、人知れず探偵らしき仕事はこなしているようなのだが、彼の探偵キャラぶりにはピンとこないのが残念だ。
目立っていたのは祐平のゴージャスグルメ体験だったような…
個人的に水上さん作品は甘々で勧善懲悪なので概ね楽しめるのだが、受けキャラがもれなく"己の容貌の魅力に全く気が付いていない"鈍感なので、実は内心苛つく事もある。
今回の祐平にもそんな歯痒さを大いに感じた。
一度危機一髪な目に遇ったものの無傷で済んだのに、グレイヴス氏の役に立ちたいと思って事件に巻き込まれるなんて鈍いにも程がある。
あと、グレイヴス氏の父親と祐平の父親は知り合いだったらしい。
二人は過去に、何かの事件の手がかりをつかんだ矢先に不自然な事故に遭って命を落としている。
終盤はその真相も絡んでくるものの、サスペンス味のほうはてんでパンチ不足だった。
脇役キャラ達も霞んでしまっている。
そんな中でも唯一光っていたのが、グレイヴス氏の事務所で雑用をこなしていたというおばあちゃんだ。
何気にユーモアがありチャーミングな人柄が伝わって素敵だった。
但しそんな彼女が登場したのは置き手紙の文章中のみ、だけどね…(-_-;)