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19歳のくせに片付けもまともにできず大人の男性のかげに隠れオドオドしていて女の子みたいな見た目の受。
最初は障害でもあるのか!?と思ったほどでした。
自分の好みと正反対で、むしろ地雷、かと思っていたんですが……
わたしも隆次と一緒にアズにほだされちゃいました。
途中からアズがかわいいかわいい。
そうなったのは多分最初は隆次がこんな女みたいな男は嫌いだとアズを邪険にしていたからかな。
そこからだんだんとアズにかまいはじめ、ほれはじめて、とりこになるまで、二ヶ月間の様子が丁寧にじっくりと書かれていたから。
タイトルは「ただ、優しくしたいだけ」
自分でも気づいていなかったけど実は庇護欲が強く誰かを目一杯甘やかして優しくして愛したかった隆次。
これ一冊まるまる隆次がアズを好きになる過程を書いた本だったんですね。
この手の受は好みじゃないと思っている人も読んでみたら意外とハマるかも……
文章はしっかりしていてBLによくみられるゴテゴテした飾りなどなく読みやすかったです。
最初は攻めと同じように、
受けは好みじゃないな〜〜と思って読み進めていたのですが、途中から可愛くてしかたありませんでした。
水原とほる作品は4〜5作品ぐらい読んでいますが、そこまで受が可哀想な目にあわないので、苦手な人も読みやすいと思います。
まだまだBLノベル初心者の私ですが、これまで読んだ中で木原音瀬氏の次に気になっているのがこの水原とほる氏です。状況設定を固め背景となる細部の説明を交えながらをよどみない文章でスイスイ読ませてくれます。この作品は作者さんしては痛くないとか軽いとかレビューを受けていますが、軽くあろうと小説としての読みやすさは保持されています。私だけかもしれませんが、十分な文章力を持ったBLノベルはその挿絵がピッタリ嵌りこむような気がし、この作品もそう思わせました。
主役のカップルは34歳と19歳、年齢差はありながら後半で従弟同士ということが確かになります。この19歳の受けは色々と可哀想なことが重なっていますが、素直で善良な性格と年齢よりも幼い容姿で純粋無垢な天使のようです。
かたや、何不自由ない家に生まれ育ち医大を中退したもののテクニカルライターとして収入を得て投資でもそこそこ成功している34歳の攻めは最初は他人に無関心でクール極まりない同性愛者という設定から話は始まります。そんな攻めがしぶしぶ受けに関わり、唐突なセックスから二人はお互いを必要としていくのですが、受けの父であり攻めの叔父という男性の死による急展開で攻めが受けをただただ最優先してやりたいがために離れざるを得ない状況になりそうになる泣かせのシーンをモタモタと引っ張ります。受けがカタコトの日本語を話すだけのイタリア人(ハーフ)という障壁設定もあり、また、出生や生い立ちから自信を持てず、じっと耐える可哀想な設定もありでまどろっこしくも泣かせます。パキパキッ!カラリ!とした話がお好きな方はイライラすると思います。
受けのカタコト日本語が幼くて可愛らしいです。挿絵の山田ユギ氏が描くあどけない笑顔を見ていると、攻めは性犯罪者に見えます。それくらい可愛い。この、19歳という年齢のわりに非常に幼い受けはガリガリの痩せっぽちなのですが、そんな彼が好きな食べ物が「白いパスタ」。パスタ・ビアンカですね。良いオリーブオイルとパスタとパルメザンチーズを買って食べたくなりました。
本の内容紹介と帯の言葉はアテにしないほうがいいと思います。内容とズレているような気が・・・。
叔父に無理矢理押し付けられた恋人(アズ、イタリア人のハーフ、見た目は幼いが実は19歳)の面倒を、2ヶ月という約束で見るハメになった隆次。
最初は鬱陶しがってたのに、一緒に暮らしているうちにだんだん惹かれていく。
主人公の隆次のキャラ設定がかなり好きですねー。
最初はかなりイヤなやつです。
遊び人で、なにもかも器用にこなせる。
なのに、愛することに対してはとことん不器用。30越えてるのに一度も恋したことがないから、自分のなかに芽生えたアズへの感情をまったく消化できないのだ。
やるせなくて切なくて、泣きながらレイプするって、どんだけアホアホやねん、みたいな。
アズを庇護することによって、どんどん変化していく隆次の内面が可愛かったです。
愛するということを知らなかった男が、好みでもなんでもなかった少年に心を育てられるお話です。
優秀な一族の中の異端児だった隆次は家族と絶縁状態にあります。
しかし、同じく風変わりな叔父・連には若い頃から世話になっていたので、彼からの無理なお願いを無視することもできません。
今回はお金の無心ではなく、絵や造形に才能を見せるものの一風変わっているハーフの少年・アズを預かってほしいというもので・・・
理想的な一人暮らしをしていた隆次なので、始めのうちは何から何まで気に入らず、理解する努力もせずに、アズのことを厄介者扱いしていましたが、セフレの明彦が彼にセクシャルな興味を持ってから、俄然庇護欲が沸いてくるのです。
お話は、連とアズの関係の謎と明彦がらみの事件とで進んでいきます。
ストーリーとしては、ちょっと先が読める感じもありましたが、それも興ざめするほどではないのでよしとします。
また、アズが製作する絵やオブジェなども重要な役目を負っています。
隆次が生活するためにしっかりお仕事をしているお話が読めるところも私のツボです。
(お仕事話大好きです。)
19才のわりに外見や態度が幼いアズは、一生懸命だし、健気だし、危なっかしいので、
最初は義務感で世話を焼いていた隆次なのですが、彼が少しずつほだされていく様子をうかがうことができます。
それまで金銭的にも人間関係も理想的ではあっても無味乾燥だった隆次の生活に、血が通ってきたといったところでしょうか。
意味や価値などは二の次で、“ただ”優しくしたいと思える存在を得た隆次です。
頼りないアズのおかげで人間的に成長した大人の男のお話だと思いました。
エッチシーンも結構入っていますが、私としては最後だけで十分じゃないかと思いました。
もし、途中のエッチにはっきりした理由を持たせるなら、アズは周りが思っているほど子供じゃない、彼にも恋愛感情があるんだというアピールがもっと欲しかったかなと思います。
はっきりいって
物語の中盤までは、大人の身勝手さばかりが目に付いて
すごく気分悪かったんですよ。
もぉ、途中で読むのをやめようか、と思ったくらい酷かった。
世界放浪の旅からふらっと帰ってきたと思ったら
甥に素性のわからないハーフの子供・アズを預けて
また旅に出た叔父・蓮。
アズを押し付けられて迷惑な気持ちを隠そうともせずに
アズに冷たい態度をとり続ける隆次。
隆次のセフレで
アズがいようがお構いなしに隆次とセックスする明彦。
そんな中、一番イラッとしたのは
明彦に薬を使われてレイプされたアズに欲情して
自分までアズにレイプまがいのセックスをした隆次ですよ!
なんで、オマエまでそんなことすんだよ!!と怒り心頭でしたよ!
でも、そこが妙にリアルだったのかも。
自覚がないままアズに惹かれていた隆次が
あんな据え膳な場面で、理性を保って我慢する方が嘘くさい気はしました。
それにしても、ちょっと歯止めが気かなすぎってのも否めませんでしたが。。。
だからこそ
後半、どうしようもなくアズに惹かれていく隆次の気持ちも
隆次に懐いていくアズの様子も
割と自然ですんなり受け入れらたのかも。
前半のいやーなイメージを上手く払拭出来れば
後半うまく感情移入出来て、萌えどころも見つけられるんじゃないかな。
てか、このフェアで初めて
ユギさんの絵に萌えられなかった。。。OTZ
やっぱりこれだけビジュアル的にショタっぽくてしかも女顔だと
苦手な者には厳しいものがあったかも。
中立、とまでは行きませんが、ぎりぎり萌え評価とさせて頂きました^^;
水原さんの書く「嫌なヤツ」は、遠慮なく「最低クズ男!」と罵れるくらい天下一品です。
しかもクズがザクザク出てきて、さらに奴らはそれをちっとも悪いと思ってないんですよね。
けど、今回はちょっと、優しいクズだったかな?
最初は隆次のこと、「冷たくて素っ気無くて酷いよ~」と思ってたんですが、よく考えたらいきなり誰とも知れない意思疎通もまともに出来ないガキを置いて行かれて金まで巻き上げられたら、誰でもこうなるよな~、って気もします。
アズが、19歳にしては幼くて、逆にイラッとしたかな。
言葉が通じないとか、異国で不安とか、そういうの以前に、ホントに子供みたいなんですよね。
そんな子供が懐いてくるのを、犬っころがコロコロ懐いてくるみたいに感じるのは分かる気がします。
隆次が絆されていく様が、なんだかほんわりしました。
一度こういう子を懐に入れちゃうと、あとはもう庇護欲を掻き立てられるばっかりだろうなぁ。
最初は逆ギレレイプで始まった2人だけど、隆次がどんどんアズに惹かれていって、だんだん甘くなってきて、「ラブラブ~」って展開は、読んでいてちょっとキュンキュンしました。
隆次の不器用さとアズの天真爛漫さがピッタリと噛みあって、まあこのカップルの可愛いこと可愛いこと。
そんで私は、実はこのお話、叔父さんが一番気になりました!
っていうか、叔父さんキャラ立ちすぎっ!
ユギさんの絵もあいまって、叔父さんのやさぐれキャラがもう、キュンキュンくるんですけどっ!!!
こういう「人生適当なんだけど、大事なものは見失ってないぜっ!」「人生一度は本気になっちゃうんだぜっ!」みたいな無鉄砲、大好きですっ!!!
叔父さんもゲイってことなんで、叔父さんの話を読みたいっっっ!と本気で思いました!!!。
最後は、アズがやっと、年相応なところを見せてくれました。
っていうか、実はちゃんと年相応に色んなことを思い考えているアズなのに、見たい目や振る舞いに惑わされてお人形さんみたいに見ていたんじゃないかな…って思わされました。
それはまったく隆次と同じ目線で私がこのお話を読んでいたってことで、改めて「すごい作家さんだっ!」と思いました。
丁度この作品を読んだ頃って、水原さんのはもっそい痛いのしか読んだ事が無かったので水原さんってこういう可愛い話も書くんだーーって思った記憶がありますが、読み返してみたらレイプシーンとかレンの亡くなるシーンとかそれなりに出てましたね。でも水原さん作品ではやっぱり可愛い部類のお話だと思う。
同じ同性愛者で親戚からははみ出しモノ同士の叔父と、甥の隆次〔攻〕
50歳になっても住所不定であちこちふら付いている叔父が隆次の元へとやってきて、突然に隆次は2ヶ月という期間限定でイタリア人のハーフの子供、アズ〔受〕を押し付けられる形で預かります。
アズは女の子にも見える美形の幼い容姿をしているんですが、隆次のタイプではないのでアズの存在はただ鬱陶しくて面倒なだけ。
リビングを絵や制作物で散らかし、日本語もおぼつかないアズ。
そんな彼に隆次は最低限の事だけしてやって冷たく扱うんですが、隆次のセフレがアズをレイプした事から次第にアズに優しくもしてやる様になり、次第に情が沸いてきます。
確かに情が沸いて可愛く思えてくるよねーっていう位にアズは素直で健気に描写されてます。
叔父がアズの実父だったっていうのは最初から推測が付いてましたが、残した手紙や入学書類等々、そこまで深い息子想いだとは思わなかったのでそのシーンまで読むと何故亡くなっちゃったんだよー、行方不明で最後は実は生きてましたっていうお約束の大円団でも良かった気がしちゃいました。
アズが可愛かったですねー、そして白いパスタ、自分も食べたい……。
叔父と隆次は、ゲイで
一族からつまはじきにされた者同士。
ふらりとやってきた風来坊の叔父が置いていったのは
イタリア人ハーフのアズ。
日本語もカタコトで、とても19歳にはみえないどこか幼さの残るアズを
二ヶ月預かることになった隆次は
悠々自適の独り住まいを乱され疎ましく思いつつも世話を焼く。
絵を描くことが好き。
モノを作ったり修復することが好きなアンニュイな雰囲気のアズは
女ではないけれども男とも言いがたい
奇妙な生き物・・・
隆次は、アズを“天使”と形容するも不埒なことを教え
背徳的に無垢な天使に溺れる
アズは、叔父と隆次の前に舞い降りた天使だったのかもね。
全体的には、いい話に落とし込んであるけれども
アズがこんなに痛い設定なのは、個人的に簡単に【萌え】とは
表現しづらかったかな・・・
痛い話だし、男×男じゃなくても読めるシナリオだと思います。