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途中まではめちゃくちゃ楽しく萌え萌えで読んでいた。ショタ受けがおぼこくて可愛くて、攻めも優しく、せめて高校生になるまでは…と手を出さずグッと我慢してて。そんな二人のをそばで見守るお父ちゃんの温かい目線とかも、ほっこり。
が、まさか大事に大事に守ってきたウブな受けを、いきなり出てきたキャラに横からパックリ喰われるとは……。しかもレイプでもなく、ちゃんと受けは拒絶できる状況。
キスすらしたことなく、攻めへの気持ちも自覚していて、この流れでなんで他の男と流されてエッチすんの? バカなの?
この後どんなに攻めとラブラブになろうが、好きでもない男とやった事実はなくならないんですが? てか攻めもなんで普通に受け入れてんの?
父ちゃんが激怒してくれたのと、間男を脇キャラが殴ってくれたのが救い。て言うか私が殴ってやりたかったよ。
うーーーん、萌か中立かで揺れ動きます。
たけうちさん作品の中でもこれはかなり特殊。
まず文体が違う、ラノベ風ってよりは児童文学に近いかなあ、それもちょっと違う気がするけど「父ちゃんは~したのだった」とか「征ちゃんは」といった感じの文章で書かれてます。
登場人物もコミカルで、金持ちだけど根は悪くない社長の息子とか行動がぶっとんでる天才設計士とかコメディってより子供っぽいっていうのかな、凄く分かりやすく簡略化したタイプの人が登場したりとこれを面白いととるのか、ぽかーんとなるのかは我ながら分からない。
建設現場であちこち引っ越ししながら暮らす父子とその片腕の青年征、征は無愛想だけど最初から優一が好きなのは丸分かり。
話としては優一が中学1年から始まって約3年後までなので、征はじっと優一を見守りながら妄想に耐える訳です。
年齢差や育て愛の設定は大好物だし、優一は父親想いの良い子でカップリング自体にも萌えるんですがストーリー的にどうなのかはもっそい微妙。
あと途中からこれは優一攻なんじゃ…って描写に内心年下攻を期待してたのでそれも肩すかしくらった感じ。
いや年上攻、年下攻も同じ位好きなのでどっちでもいいんですけどね。
変わった読後感を残す作品ではあるんだけど、やっぱ中立かなあ。
嫌いではないです、でもなあ、うーーんって感じ。