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つき合う前に一悶着あり、つき合ってからラブラブ一直線になる-というのはよくあるパターンですが、これはちょっと違う。つき合った後がハッピーらぶらぶとは少々縁遠い。
樹(たつき)は、都築のことを意識する前と後で、都築から受ける厚意に違和感を感じ、好きなのになぜかいらついて仕方がなっていく。「そうじゃないのに」「こんなはずじゃなかったのに」という焦りが、心と態度をちぐはぐにさせていき、互いの誤解から仲とも上手くいかなくなり…が、大間かなあらすじ。
くっつく前までは正直読み進めるのがきついのですが、くっついてからは大きな山谷があるわけでもないのに読み応えを感じます。樹が受けという立場に甘んじず「対等でいたい」とする葛藤や、ふたりの思いがすれちがいなどが片恋のようでいいのかな、と。
1999年の作品。どうもこの時代のBLが好きなようです。