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高校生の男の子という主人公の心情描写に、この年代特有の多感さが上手に書かれていたと思う。共依存の双子にこちらまで心が苦しくなりました。
おちゃらけているが笑顔の下に色んな思いを隠している成沢と、仮面の下に感情を押し殺している双子の兄・深月。双子という関係に甘え大好きな兄に想いを押しつける弟・陽二。
タイトルの意味は、読み終わったとき眼前に提示されています。成沢と陽二、深月が――というだけではなく、それに言葉がかかった、良いタイトルだと思いました。
愛は、与えるもの。
成沢×深月も好きですが、私も作者と同じく、脇役好き、好きなキャラは不幸のどん底に落としたい派なのでもっぱら陽二×深月に感情移入していました。
その双子が交わるシーンは、とにかく切ない…!
成沢に抱かれる深月を目撃してしまった陽二は、十七年間秘めていた兄への想いが爆発してしまい強姦してしまいます。
深月はずっと成沢の名前を叫び続け、陽二は「俺だけを見ろよ!」と懇願して、「ずっと好きだったんだ!頼むから俺だけを見ろよ!」と弟が必死に兄に縋るシーンは胸が締め付けられました。
陽二の嗚咽シーンはこみ上げてくるものがある。
しかし、強制イラマチオには胸が躍りました。ありがとう。
そんな陽二くんに物申す!
きみには幸せになってほしい。ほしいけども!序盤からやけにその子と絡むなとは思っていたけども!そこは一途に深月を想って、次の相手に手を出すのはもうちょっと待ってほしかった。その点だけ残念。