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『夜は甘く』シリーズの2巻で、攻めの雅彦視点です。
SMカップル好きには、お勧めのシリーズです。
ヴィオス薬品開発室室長・鈴村雅彦 サディストヘタレ敬語攻め×医学部の院生・松岡幸司(24)被虐強気受け
SM行為をめちゃくちゃ楽しんでいるので、罪悪感なんて持っていないと思っていただけに、意外でした。
いい人だったんなと、見直してしまいました。
サティスティックな欲望を抱えている自分に苦悩していることは、攻め視点でみないとわからないことです。
すっかり被虐受けになってしまった幸司がプレイにはまって求めずにはいられないという状態で、そんな苦悩はおいといて、いざ、プレイとなるとSMプレイを楽しむ雅彦に笑っちゃいました。
もう、おまえら、つきあっちゃえよ!という言葉を、相性ぴったりな彼らに送りたかったです。
サディストの恋人とマゾヒズムの恋人、性嗜好がぴったり過ぎます。
2巻は悲痛感が薄れて、2人の心の通い合いに重点が置かれていたと思います。
意外にヘタレだった雅彦に注目というか、彼も人間なんだなと思えて、その人間味が可愛かったです。
汚れたシーツのその後とか、その辺の描写が書いてあったのが妙に新鮮でした。
もっとSMプレイに走ると思っていただけに、意外な展開に驚きました。
エロ:★4 乳首抓り、スパンキング、拘束してのプレイ多め。SMプレイ好きには、お勧めです。
総合:★4 SMプレイ少なめだったのは残念ですが、攻めの人間味が書かれていたのがよかったです。
シリーズ2作目!
2巻は、雅彦視点で展開されていきます。
1巻は、余りにも冷酷で何を考えているのか分からない印象しかなかった雅彦。
それが、意外に優しく…普通の感覚もちゃんとある人柄だったことが分かります。
となると、前作の酷過ぎるS攻も、一応愛があっての行為になるわけなんですけど…!
私は、1巻のインパクトが余りにもキツ過ぎたんでしょうね(笑)
視点が変わっただけで、こんなに人物の印象がガラリと変わってしまうものなのか?
変な処に引っかかってしまい、雅彦が意外と人間味ある、いい人だったことが分かって安堵する気持ちはあるものの…
小骨が引っかかったようで気持ちが悪かったです。
雅彦は幸司との背徳関係に、意外にも悩んでいたのです。
幸司の深い心の傷をどうにか和らげてやりたいのだけれど、縋り付いてくる幸司を振り払うことも出来ず、SMというプレイに重んじて続けられていく関係を必ずしも納得はしていなくて…だから行為の後は1人深く反省していたんです。
そして、幸司の兄と雅彦の妹のは結納の日を迎え…2人の心にも変化が…⁉︎
雅彦は幸司との関係を1度終わらせようとするのだけれど…
そんな時、雅彦は父から幸司を会社の研究員として引きゆけと命令され…
その一方で、研究所に大学の時別れた男が就職している事を知り、心が揺れ始める雅彦!
でも変わってしまった自分に気がついた雅彦は…やっぱり⁉︎
雅彦は、本当に普通の大人の考えの持ち主だったんだな〜と読めば読む程驚かされました(笑)
ある程度人生も経験してきた大人だから、色んな柵も分かっていて…
周囲の事も気になるから、自分本位には中々動けない歯痒さと言いましょうか?
地位もある立場上、色々と努力も我慢もしてきた大人の男性でした。
幸司との関係を続けるか、辞めるか迷いながらも中々決心がつかない、崖っぷち雅彦。
でもいざ行為に及ぶと、SMプレイへと雪崩れ込んでしまう展開(笑)
今回は心の内もはっきりしたことだし…もう好きだったらグダグダ考えなくていいのでは⁉︎…と何度も突っ込んでしまいました(笑)
人間の弱さや愛が見えてきた点では良かったものの、なんとも納得し難いお話です。