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傷だらけの青の過去についての巻。
一見客と一度だけ、一週間の契約を交わす高級娼婦、青薔薇。
・・の筈が、「フィラメント」に内緒で場末の街で売りをする青を見かけた高瀬。
高瀬は、フィラメントでもう一度、青を指名。
高瀬は、全身傷だらけの青を救いたい、そして、青の「たった一人の人」に気付く。
青のトラウマは複雑
宮乃と篠宮は、ずっと青を見守っていた人達。
トオルは、知っているつもりで青を知らない。
母、義父、・・
自分は身代わりに過ぎなかったと気づいて、青の心は壊れていく。
淋しい青が言う「愛を売る」という言葉の意味が分かってくる。
思わせぶりの二巻の後の完結編の「Weeds」は、意外な〆で
こういう意外性がBLらしくなくて良いと思う。
前作『Blue Rose』の完結編です。
前作ではチラチラとしか語られなかった青薔薇と呼ばれる高級男娼の過去。それをど真ん中に据えてのストーリーです。
青の生き方が痛くて苦しかった。
面白かったです。
ちょっとだけ残念だったのは、攻めにまったく魅力を感じなかったところかな。狂気じみたなかに、魂を引きずりこむような魅力があれば良かったのになと。
青はこいつのどこが良くて惚れたんだ?いい男ならホラ、高瀬とかトオルとか、まわりにいっぱいいるだろ!と思っちゃった。
高瀬が好きでしたね。
前作ではそんなに好きじゃなかったんだけど、彼の懐の広さに涙が出ました。
数年後には高瀬と結ばれる、そういう妄想をしちゃっててもいいでしょうか。
かつて最高級の男娼ブルーローズこと青を買った高瀬。
ある日彼はその青がつまらない男相手にウリをしているところを目撃する。
以前男娼として高瀬の前に現れた時とはあまりに違う青の様子に、約束を破りもう一度青を買うことを決意する高瀬だったが……
前回描かれることのなかった青の内面に踏み込んでいく『Blue Rose』続編です。
物語の前半は前回の客である高瀬、青の幼なじみのトオル、そして青の同僚で高級娼婦でもある女性、宮乃の視点で語られます。
そして後半が青自身の視点。
この構造がとても好きでした。遠い人から近い人へ。外側から内側へというこの流れがとても自然に読める。
特に青の姉貴分の宮乃さんの視点がおもしろかった。
BLで女の人視点っていうのがそもそもひどく珍しいのですが、彼女が家族として青を愛していることや、今までの他のキャラクターの視点では見えなかったものが見えてくるのがいい。
トオルのお友達の翔子ちゃんとのエピソードとか。
故意に自分を傷つけようとしようとしている青が切ないです。
単純にハッピーなお話ではありませんが、その分深く胸に残るものがあると思います。
なんかますます榎田さんが好きになしました。