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時代は、イギリスとの和平条約を結ぶ少し前。条約をつなぐために船で大使を迎える大事な役目を任された高尾と、大使アーノルドとのお話し。
政治からめて~なお話しになってはくるので、色的には少し小難しい書き方にはなっているものの、読みにくいという印象はなく。ザックリ読めて面白かったです。
「今夜はお前が伽においで」
アーノルドのこのセリフが好きですww
貴族の余裕というのでしょうか、優雅(#^-^#)
そしてイギリス紳士!!
優しいのです。
日本人の高尾はといいますと
28歳童貞
軍人で隊長
3拍子そろいぐみ☆☆
初めてだという高尾に、日にちをかけてゆっくり身体に快楽を覚えさせ、初めて身体を重ねる日も丁寧に描写されているのが良い。
今は初物でもすんなり入っちゃうミラクル男子も少なくないので、逆に新鮮でした。
それから恋の話。
これはなるほど(・ω・)
というところ
アーノルドの性格勝ちですね。裏表なく柔らかく、甘やかしてくれるアーノルド好きです。
エセジパング万歳です。
史実は無視して世界観のみ踏襲という一種のパロディですが私には大好物ですよ。
国賊の父親を持つ近衛大尉の尾高は、密使を迎えるため大英帝国の地を訪れた。
英国貴族で女王の命を受けた男、アーノルドを護衛して尾高は日本へ向かう船に乗り込む。
警護の難しい船の中で自由に動き回るアーノルドに苦言を呈した尾高は、約束を守る代わりに伽の相手を申しつけられて……
父親の事もあり誰にも心を開かずに生きてきた生真面目な尾高が、アーノルドの手によって少しずつ変えられていく。
アーノルドか国か、そんな葛藤に襲われた尾高。そして彼の選んだものは。
ときめきと切なさと。
萌えのツボをしっかり押さえつつ濃厚です(笑)
イラストの美しさも一見の価値アリです。
メイン二人ももちろんですが、わたしはヘンリーにやられました。おじさま!!ヒゲ!!
アルルノベルスでのバーバラさん軍服モノ2冊目は、明治時代のまだ富国強兵まっただ中の日露戦争前のお話、イギリスの大貴族と、日本の近衛軍人のお話です。
今回も朝南かつみさんの色気絵のなんと悩ましいこと!
日英同盟の大使として密命を帯びている英国貴族のアーノルドを迎えに来ているのが日本の軍人尾高。
彼の刀のような冷たさに惹かれた(どうも日本好きらしい)アーノルドがそのカチカチ頭の尾高を翻弄しまくるのですが、尾高はすべて国の為、軍の為と滅私奉公の態度を崩しません。
ですから何とかそれを崩してやりたいとアーノルドは日本までの船旅の間、夜伽を申しつけるんですね。
国賊として処刑された父の事が忘れられず、その汚名を晴らすには自分が苦難に耐え、功績をあげることが方策であると信じて、人間らしい感情を閉じ込めてきた尾高は、アーノルドの態度によって少しづつ溶けだしていくのです。
自分の役目だから抱かれていて、世なれて遊び上手なアーノルドにもてあそばれているだけかもしれないと、考え込む尾高が不器用ながらかわいい。
アーノルドも、自分の立場があるので放蕩ぶりをアピールするような態度をとっていますが、そこは嫡子たるもので大貴族の威厳と素養を兼ね備えた頭の良い男だったと思います。
尾高の上司の笹川中佐が、アーノルドはスパイなので殺せと尾高に命令した時に、嫉妬とアーノルドと離れたくないと願っている尾高は、今までの軍務一筋の人間から、本来の人間らしい感情をもった人間に生まれ変わっているようでした。
その後、少しお約束めいたエロ拷問シーンなどもありますがここは当然王子様の救出があるわけで。
軍モノといっても、その度合いはかなり和らいだタッチになっており、ロマンスものとなっておるので、かなり読みやすいかと思います。
この日英同盟は本当に交わされた条約ですが、これは史実とは全く異なる作者のフィクションですから、こんなこともあったらいいな~という甘い認識で・・・
それにしても、アーノルドの副官・ヘンリー少佐がちょっとかっこいいです。