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香りが誘うアダルトロマンス!
meguriai kara mouichido
これを『究極のスパダリ』と言わずして、何をかをいわんや!
物語は美しい陶器『骨董美術』の世界です。
東洋陶器に興味の無い方は、いきなり専門的な話しになるので、「・・・(`-д-;)」かも知れません。
でも知識を入れる為に読むのでは無いので、理解しようとせず「ふーん」とスルスル読みをしても全然大丈夫です。
ただ『美しい』『陶然』とした世界があるのだな……とさえお含み頂ければ全くもって大丈夫。
『攻め』 はもう本当に究極のスパダリ!
一目で恋した『受け』の為に何十億もする【香炉】を落札するのです。
勿論 《身体》(出来れば心も)と引換に。
でもさぁアラブの石油王でもあるまいし、それって凄い事ですよねー。
それを特段「高い」とも思わず、子供の頃からそんな世界にずっと身を置いていたプロフェッショナル。
でも心は16才の頃に固く閉ざしてしまっていて……。
『受け』 自分の不注意で代々伝わっていた【香炉】を盗まれてしまい、なんとかそれを取り返し、元の『花瓶』と対にしたいと心底願っている大学教授。
そこに降って湧いた様にその【香炉】がNYのオークションに出ると、『受け』の憧れの先輩から教えられたものの「最低でも落札予想価格が20億」
それを何としてでも取り戻したいと【香炉】を落札してくれる人を探す所から物語は始まります。
なんとも美しい世界観、そして『攻め』のクールで傲岸でダーティー、その上のカッコ良さ!『受け』のたおやかな美しさ。
先輩に憧れていたと言うだけあり、『受け』は元々ゲイ&受けの素養はあったのですが、『攻め』との出会いがコレまたサイアク!
だって顔色一つ変えずに「お前の身体と引換に落札してやっても良い」と初対面から言われちゃうんだもんね。
誰がそんなバカな事を!!と怒り心頭に。
『攻め』と『スマートで優しい憧れの先輩』を、全てにおいて対比してしまい、余計に敵対心がわいてしまい……。
しかし結局購入者が見付からず『攻め』の元へと戻る羽目になってしまう。
しかしここからなんですよね。
『受け』が少しずつ少しずつ『攻め』へと惹かれて行く。
この過程がもぉなんとも良いんですよ♡♡。
読んでるこちらまでが『攻め』にどんどん惹かれて行く(﹡ƠωƠ֦﹡)。
『攻め』の〔これぞ大人の男〕な幅広さ、造詣と知識の深さ。
そして時おり垣間見せる心の闇と切なさと・・・。
そして最初は天と地程も差のあった〈先輩〉と〈攻め〉が、どんどん差を縮め、遂には〈攻め〉が本当に気高く、〈先輩〉がまるで地を這う汚泥の様に・・・。
このサマは何とも見事としか言いようがない!!!
しかも最後のクライマックスなんて「どんだけーっ」ってくらいに『攻め』が《《 漢 》》なんですよねー!
こんなんありかよ、ここまで格好良いって卑怯やろ!ってくらいに。
しかも『究極のスパダリ』でしょ。
『受け』への愛が態度が心遣いがハンパない!!!
誰でも惚れます+.(≧∀≦)゜+.゜
しかもエロい♡✧。(〃>ᴗ<〃)。✧♡
何回も読み直したい、本当に素敵な本に出会えました♡♡
由緒ある香炉を巡って出会った草壁と真柴。
オークションで香炉を落としてやる代わりに、金額分を体で払えと。
古美術商の草壁は、大学教授の真柴に要求します。
ちなみにその香炉は20億相当の値打ちがあるそうで……20億を体で!?
1万円前後のネットオークションでさえ腰が引ける私には、
セレブで別世界のお話しでした。
別世界だからこそ、私はすんなり物語に浸れたのですが。
バブリーな設定にシラける人は、この作品は合わないかもしれません。
裏の世界にも通じていてやり手な草壁と、ひたすら真面目で純な真柴。
二人の恋愛模様に香炉の行方が、サスペンスタッチで絡んできます。
大金を動かし堂々たる男振りの草壁が、
真柴の貞操の危機を危ぶみ取った行動には笑いました。
恋は人をバカにするな~と、微笑ましかったです(笑)
巻末の「微熱セレナーデ」で描かれた草壁は、
更に真柴バカが進んでおりました。
二人の年齢差は10歳。
どうも草壁は真柴を甘やかしたくて、仕方がないみたいです。
あまあまな二人が可愛くて、ほのぼのしました。