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海聖学園シリーズの2冊目のこの本は、海聖学園の1年生の年子で同学年の兄弟、千里と一歩の物語です。
千里は、プロを目指す野球少年だったが、現在は右肩を故障して帰宅部。そんなさなか、弟の一歩がアヤシゲな噂のある料理部部長椎名とデキてると聞き、椎名に直談判に行く。ところが、逆に料理で懐柔されてしまい、千里は、椎名に言われるがままに味見と称して、毎日、椎名の待つ調理室に通うことになる。
次第に椎名に惹かれていく千里の恋は、ある日、椎名の家に泊まることになる。ところが、そこでお酒を口にした千里はすっかり酔っぱらってしまい、椎名と身体を繋げてしまう。
目覚めてその事実に驚いた千里は慌てて家に逃げ帰ってしまったが……というような内容でした。
これとは別に、両想いになった後の千里と椎名の間に、昔の千里が野球をやっていた時のライバル・一色が現れて、二人が仲たがいをしてしまう話。
それから弟の一歩の話が入ってました。
一歩の相手は、その一つ前の物語で千里と椎名の仲を引っかき回した一色。本当は一色は一歩のことが好きだったみたいで、千里が急に弟離れをしてさびしかった一歩は一色の強引な誘いについつい乗ってしまう……という話でした。
まぁ、それ以外にもちゃんと、元々一歩は一色のことが「嫌いだった」というくらいなので、ちゃんと意識はしていたのだと思いますが。
全体的に、初恋の話の様な、可愛らしい話が3本入ってます。
個人的なこの作者さんのイメージは優しいほんわかした話だと思っているので、いい感じだったかな……と、思います。