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丸川出版を舞台にした短編集のシリーズ第2弾です。
このシリーズ、タイトルが部署と個人名だけというなんとも
チャレンジャーなものなので、タイトルだけではストーリーが
全く予想出来ません。
基本的にどの作品も読み切りタイプで単独で楽しめると思いますが、
3作目の『高橋圭吾の場合』に関しては前巻の続きで、
さらに次巻にも登場するため、先に前巻を読んでいた方が
楽しめると思います♪
『総務部 仲井大(26歳)の場合』
面食いの仲井大は繊細な美貌を持つ新入社員の藤本康介にひとめぼれ。
丸川出版恒例の花見で康介から恋愛相談を受けるものの、
その内容とは「友達がホモで悩んでいる」と言うこと。
仲井は康介にアピールするためにも後押しするようなアドバイスをする。
でも、実はそれは康介本人の話で...
ってありがちな展開なんですが、かわいそうに康介の好きな人とは
仲井ではないんですよね~
恋が実らなかった仲井さんですが、白城さんお気に入りキャラらしく
次巻以降にもちょこちょこ登場しています♪
『第三書籍編集部 河井聡(24歳)の場合』
100ページちょっとのお話なんですが、と~っても良かったです!
しっとりキュ~ンと切なくなるお話でした★
受も攻も恋人を亡くしていて、2人ともその相手に心が囚われたまま
なかなか一歩を踏み出せない状態。
慰め合うように体の関係から始まった2人の立場は、
担当(聡)と作家(志賀)というもの。
でも、付き合っていくうちに聡は志賀への気持ちは愛だと気付く。
けれど恋人が亡くなったのは自分のせいだと思っている志賀は
自分一人幸せになれないと聡を突き放す。
そんな時、志賀の元彼の弟が来て亡くなった本当の理由を告げる。
そしてやっと過去から解放され素直になる志賀。
元彼も、弟も、志賀も聡も、みんな恋愛に一生懸命でかわいいんです!
一途過ぎてすれ違ったり、傷つけたり、
なんかこのもどかしさにたまらなくキュンキュンしました★
ちなみに、攻の聡の方が背が低くて受にしがみつくって設定ですが、
それはぜひ麻々原さんの絵で見たかったなぁ~♪
『営業部 高橋圭吾(25歳)の場合』
年下ワンコ攻(圭吾)の女王様受(克己)。
お話は年上の克己に振り回されてあたふたするシーンから始まります。
そうは言いつつ、ラブラブな毎日を過ごす2人の前に
突然圭吾の父が現れて見合い話を持ち出す。
相手から断らせるという条件で見合いに行った圭吾ですが、
それでも心配で仕事が手に付かない克己はこっそり見に行ってしまう。
そして、そこで見たのは寄り添う女性の肩を抱く圭吾の姿。
理由も聞かぬまま拗ねて部屋に閉じこもる克己ですが、
めずらしく腹を立てた圭吾の迫力に負けて仲直り。
一時は圭吾を見下すような自分の態度に反省したかと思いきや、
あたふたする彼の反応がかわいくてやめられない
ドSな克己の尻にしかれまくりの克己でありますww