kirara
商業誌『水槽の中、熱帯魚は恋をする』の番外編同人誌です。
1編目がSS『それはスキのしるし』
睦(受)の一人称です。時系列としては本編表題作と続編の間。
私は『受一人称』が非常!に苦手なので、それだけで読む気なくしそうになりました。イヤ、読んだけど。
試験勉強しながら、桂真(攻)のことをアレコレと考えている睦。
ほのぼのラブラブな日常のひとこまです。
2編目が表題作。
本編終了の数ヵ月後。
桂真が亡くなった祖母の法要のために田舎へ帰省することになります。
帰省に加えて卒論・その他いろいろが重なって忙しい桂真は、食事もインスタントで適当に済ませていることを睦に咎められ、喧嘩になってしまうんですね。
そして、仲違いしたまま桂真はメール1通で(アロワナの世話を頼んで)帰省してしまい・・・
またアロワナです。本編でも睦が留守を任された間にアロワナが病気(?)になってしまいましたが、今回も二代目アロワナに異変が!
・・・ゴメンナサイ、もういいです。
携帯を持たない桂真とは連絡が取れず、なんとかアロワナのために孤軍奮闘する睦。←桂真不在の『どうしよう、アロワナが!』が全体の約1/3を占めていました。その後の桂真が帰って来てからも含めれば、約半分がアロワナ騒動ですよ。
これ確かBLだったよね・・・と遠い目になりました。←アロワナがいろいろなものの象徴だというのは承知の上で無理だった。
読み終えて思い返せば『アロワナの手術(?)』しか浮かばないのはどうなんでしょう。
それにしても、私はやっぱりこの2人のラブには馴染めないなあ。
3編目がSS『三月の日曜日』
桂真視点です。
実家に帰省した桂真。母と妹と3人で過ごす二宮家の3月の日曜日のひとこまです。
う~ん、決して悪くはないんですよ。本編が好きなら問題なく楽しめるでしょう。
私は肝心の本編がいまひとつだったので・・・