kirara
うえださんの同人誌オリジナルの作品です。
うえださんが好きで書きたいとよく言われていた飲食店もの(バーですが)。
『年の差(年上攻)』で、ひとまわり違うバーのオーナー・櫻井(攻)とアルバイトの高校生・春人(受)のラブ。
春人は時給のいい水商売のバイトをするために、4つ年上に兄とそっくりなことを利用して兄の学生証を使って兄になりすまし、年を誤魔化してバーで働いていたんです。
そして、普段は店にはいないけれど、たまに顔を出すオーナー・櫻井の、20代で複数の店を経営する『自立した格好いい大人の男』の部分に惹かれて行きます。
ただ、春人が今まで知らなかった世界やそこで生きる人間への憧れの延長で櫻井を好きにというのはまだしも櫻井が春人をというのが、というか双方の『恋愛』への流れがどうもよくわからなかったんですよね。なんとなくで(はずみで1回ならともかく)継続的にキスするのか?
まあ、きっかけがあって関係を持った後で、春人が未成年(しかも17歳の高校生)だと知ってしまい『未成年とは恋愛しない主義』の櫻井は逃げるわけですが・・・
私はうえださんの同人誌はほぼ持って(読んで)います。商業誌番外編(ごく初期のコピー誌)はわずかに未所有もありますが、同人誌オリジナルは(それほど数も多くないですが)全部あるはず。
でも、正直なところ『同人誌オリジナル』で好きな作品はほとんどありません(皆無ではない)。程度の差はあれ合わないんですよ。
もちろん『オリジナルだから(商業誌じゃないから)』ではなく、読んだ結果ダメだったってことです。大抵、キャラクターが好みじゃないんです。
これも『どうしても無理』とまでは行かないんですが、面白いとは思えませんでした。
大人×子ども(未成年・高校生)自体は、Hも含めまったく抵抗ありません。それどころか好みです。そこは問題ないんですよ。
単に、こちらのキャラクターがどうにも好きになれなかっただけです。