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すべての真実は、砂の底に眠り――。
砂漠の国を舞台にした話だが、アラブものとはいえないかもしれない。
日本の大学で考古学を教えている教授の受は、伝説の砂漠の国の遺跡を研究していた過去を持つ。発掘に伴う古代文字の解読やらの功績を慕っていたイギリス人教授に取られて傷心して帰国の途についたのだが、そのイギリス人教授が殺されたと聞いたところから、話は始まる。
全編がミステリー調でなりたっていて、教授を殺したのは誰か、遺跡に眠る指輪を巡る争いやらと、なかなか読み応えはあった。
攻は伝説の砂漠の国の王胤。王の末裔で、資産家の攻だが、アラブものにありがちな強引や横暴さはない(笑)
亡くなった教授が受の元恋人だっということもあり、傷心の受を優しくなぐさめながら愛を勝ち取っている。
包容力のある攻はヨカッタが、ただあまりによゆうがありすぎて話が落ちつきすぎた印象を受けた。しかも、あまり動かない(笑)
もっと行動力のある攻が個人的に好み。