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oboreru junai
紺野けい子さん好きなんです。
お話はサラリーマン物。
同期入社の二人ですが、入社早々の都倉の一言で岸原は都倉を疎ましく思うように、、
ずっと本社勤務だった岸原に対し、都倉は地方の営業所で着々と成績を上げ、数年ぶりで本社に戻ってきたのですが、、。
好きな子ほどいじめたくなっちゃう攻め様と、
生真面目すぎて、自分の感情に気づけない受け様が、
攻めのある意味捨て身の謀略に、身体から籠絡された受けが、いつしか攻めを愛するようになるお話。
紺野さんの挿絵はとっても素敵。
二人とも格好いい&可愛すぎて、ちょっと30歳には見えないのがあれだけど、
気持ちよく甘甘な気分で読了。
こういう、軽くつまめる甘いお菓子みたいなBLもすき。
「可愛いひと」を書いた紺野 けい子さんが挿絵、可愛くてかっこいい。
よくある構成の社内もの、
昔の作品のほうが、閨場面がしつこくなくて読みやすいと思う。
本社に戻ってきた大嫌いな都倉と、同じチームに編成されて、岸原は不満。
懇親会で泥酔した岸原を介抱する都倉
岸原の意地っ張りを逆手に取る都倉の策に、「たった一人」が欲しかった岸原はアッサリ落ちる。
●岸原和秋:30歳 クールビューティ
実家は仙台の本屋。 和秋は次男、両親に頼られないことが寂しい。
付き合い下手で、直帰を繰り返す人嫌い。
都倉に「尻軽なゲイ」言われて以来、毛嫌い。
●都倉臣哉:30歳 策士 モデルタイプの美男
営業二課 成績トップの有名人
和秋のゲイを直ぐ見抜いた同期・・実は一目惚れ。
初めて話して言われた一言があんなんだったら誰だって良い印象はもてません。
しかも攻めはその言葉をかけたときの受けの嫌悪感丸出しの顔に惚れたという、結末をきくとなんともイラっとしてしまいそうなお話。
しかし、攻めが受けを好きだってことが受け視点で程よく伝わってくるのがいい!
Mr.気配りストな攻めですがさりげなーく皆に気配りしている中で受けにはSっ気丸出しでちょっかいかけてくるのです。
受けは受けで生真面目不器用男なのでそれが苛立って仕方が無いという様子を見ているのが楽しかった!
ストーリーは仕事中心に進んでいきます。これぞオフィスラブ!
女性関係のいざこざとか実家のいざこざとか、うまい具合に交じり合って最後は同期にチョイと背中押されるような形でテンポよくゴールイン。
BL初心者にもお薦めできる作品。
近頃あまり読まなくなった(見かけなくなった?)最初から最後まで働くリーマンの話だった。
受はクールビューティの異名を持つ男。その受が気にくわないと敬遠している同期の男が栄転してきた。これが攻。
初対面でおまえはゲイだろうとかその顔だから遊び放題だなとか言ったら、誰だって怒るにきまっている。
なのに、攻は過去自分が口にしたことを反省したふうもなく、さらにゲイ発言を口にする。
攻が受にたいしてわざとひどいことを口にするのはわけがあると後でわかるが、その理由も個人的には気にくわなかった。
ふところが広い攻の性格が随所で見られるだけに、そのほかにも攻の言動にはくやしいばかり。
それだけ攻が必死で恋に翻弄されているというのはわかるが。
受がかたくなになるのがよくわかり、もっと攻を困らせてやれと応援したくなった(笑)
話は、仕事への情熱やら受の実家の問題やらがウマク織り交ぜられ、予想以上に深く描かれていたが、どうしても攻に振り回されて話に張り込めなかった(笑)
でも、やっぱりスーツはイイ!と再確認できた1作(笑)
この作家さんの作品は、2作品目です。
初読みの作品が萌好みだったので、期待して読んでみたんですけど、萌はあったものの、前回ほど引き込まれてしまうようなストーリー展開ではなかったのが残念でした。
リーマンの王道展開なお話で、読み進めていくうちに、可愛らしいキャラ同士に変貌していきそれなりに楽しめるものの、ツッコミどころも満載…といった感じでしょうか。
できるチャラ男系の都倉 × 堅物男の岸原の30歳同期入社同士もの。
真面目で優秀だけど、愛想がなく、堅物な劣等感の塊な岸原は、天真爛漫明で、仕事も卒なくこなす優秀な都倉のことが苦手。
それも、入社早々初めてかわした会話が、岸原がゲイだと見抜き、からかってきた都倉の第一印象が最悪だったから!
それから部署も違い顔を合わす機会も少なく、平穏な毎日を送っていたのに、都倉が本社に戻ってきて…しかも上司の命令で、仕事上コンビを組まされることに!
からかわれ、弱みを握られ、どんどん苛立っていく岸原。
でも、その反面、体の関係ができてから少しずつ想いが変わっていきます。
2人で過ごす時間が嫌なのに、都倉が快楽を与えてくれる時間が特別なものへと変わっていき…そこに仕事と家族の問題も絡めた働くリーマン物語でした。
仕事の部分が詳しく書かれていて、恋愛面にも上手く絡めているので、リーマン好きの私には、スーツを着た働く男達に萌で美味しかったです。
ツンデレな岸原が恋をしていくことで可愛らしくみえてくるのは確かなんですけど。
ただ、岸原がクールビューティーと称されていますけど、納得いかなかったかなあと⁉︎
仕事ができて愛想がないまではいいんですけど、結構口調がキツイ!
自分の苛立ちを部下にぶつけているだけのようにも取れてしまうし、それでも尚、影では美形で人気者っていう部分が負に落ちなかった。
都倉も真はいい男だとは思うんですけど、もともと岸原に片思いし続けてきた男にしては、傲慢過ぎる感を受けてしまい、今ひとつな攻様でした。
しかも、体からの関係が始まるキッカケが…えっ!そんな理由で⁉︎と思えてしまい、ここも今一つ萌なかったです(笑)
紺野先生のイラストは雰囲気にあっていて良かったんです。
私的には、2人の同期の渡瀬さんがメガネのいい男で、密かに萌キャラかも⁉︎と勝手に妄想してしまいました(笑)
普通のリーマン同士のすれ違い恋を読みたい方にはオススメです。
リーマンでしかも同期モノ。
岸原〔受〕は兄と、そして同期でエリートの都倉〔攻〕とにコンプレックスを持っていて、それがこの話のネックにもなってくるんですがどうもそこが弱いのですな。
つまりそこまで岸原が兄に対してのコンプレックスが弱いので、すなわち都倉に対してもコンプレックスというよりは単に苦手なんじゃないの?位にしか思えないんですよねー。
それに酔っぱらった醜態をばらされるより、男と寝る方を選ぶという選択肢も正直ちょっとその行動が分からない。
まだ酔っ払った勢いで寝てしまったって方が納得が行くって感じです。
岸原の兄へのコンプレックスも中途ハンパだし、行動も訳分からないしでちょっとなーって感じでした。