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中学時代にちょっとだけ光里と交流のあったスーパーモデル"YOJI"(燿司)。光里が耀司の滞在するホテルに誘われて、襲われかけたところを振り切って逃げた後の続きです。
結局、椙生に操立てしているような光里なのですが、椙生のことが好きなのかどうかこれまた煮え切らないんですよね。しかもそんな光里が耀司と密会していたりするものだから、めちゃめちゃ嫉妬した椙生は光里を殴って気絶させたあげく放置。その激昂ぶりにちょっと戦慄を覚えました。そもそもこの人が常人とは思いませんが、なかなかにS入ってます。
椙生はきちんと謝罪できる人で、一応、良心はあります。しかしながら本人に二重人格の自覚があるところも若干怖い。自分の雑誌を創刊するにあたってかなりのワンマンを許される有能人物には違いないけれど、妻がいる身で光里をモノのように扱い、あまつさえ死ぬほど光里に執着してる。それもセックスの時にその発露があるくらいで、職場では冗談なのか本気なのかわからない発言で光里を翻弄するという…
終始ふざけているみたいなノリなのに、こういう人物像にリアリティを感じさせてくれるのがうまい。
個人的には耀司に萌えました。今のところ断然耀司派です!
子供の頃は体が弱くて、友達もできなくて、本ばかり読んでいた耀司。中学卒業直前にフランスへ渡り、パリのビストロでバイトしていた時に現在の恋人、デザイナーのカディエと出会います。カディエは専属モデル兼恋人として耀司を縛りつけながら、他にも愛人がいるみたいで…。
耀司は光里に拒否されて、自分の思いに応えてくれない光里に対して怒りを見せるものの(一回はキレた)、光里に共感を示します。自分たちは逃れられない檻に閉じ込められているのだ、と。時々急にシリアス感出してくるんだよな、笑
でも面白くて止まらない。光里は椙生に心が向かっているようだけれど、これから彼らがどうなっていくのか次巻にハラハラです。
俺様攻めふたりに愛されてしまった、哀れな受けの物語、その第二弾です。
いやー、前半萌えました。
ハイパー俺様攻めの編集長が、心底から受けを好きだということが伝わってくる展開に。
やっぱツンデレはいいな。中途半端なツンデレだと逆にウザかったりもするんですが。
前半のおもしろさに比較すると、後半でちょっと失速しちゃった感じです。
一巻ではバランスが良かったんですが、二巻になってから、「もう一人の俺様攻め」であるYOJIのキャラが薄くなっちゃって、編集長のキャラの濃さに張り合えなくなってしまったのが残念。
対等なライバルから当て馬になっちゃった感じ。
総合的には面白かったです。