月満ちる時、金魚は花嫁となる

海神の花嫁

wadatsumi no hanayome

海神の花嫁
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
6
評価数
4
平均
2.3 / 5
神率
0%
著者
松幸かほ 

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イラスト
高野優美 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
価格
¥857(税抜)  
ISBN
9784773099256

あらすじ

19歳の夏休み、離島に住む祖母の元を訪れた和沙は、自分が島で海神の化身と崇められている青年・浄夏の花嫁だという事を知らされる。13年前、祭りの夜に約束をしたというのだ。驚く和沙だったが、婚礼儀式は島の大事な行事のひとつで形式だけだという言葉に、花嫁になることを承諾する。しかし初夜の晩、気づくと部屋中にはいつも浄夏が纏っている甘い香りが漂い、身体の奥に感じるのは熱い疼き。さらに浄夏から情熱的な愛撫を与えられた和沙は……。
出版社より

表題作海神の花嫁

海棠浄夏(しずか) 生き神様
真淵和沙 大学生

その他の収録作品

  • 花嫁からの贈りもの
  • あとがき

レビュー投稿数3

和物の花嫁!

古い因習が取り巻く離れ小島での話。
幼いころに生き神様と呼ばれる攻を籠絡している受(笑)が、過去のことを全く忘れて再び攻の前に現れる。攻のことはすっかり忘れているから、受にはなにもかもがわからないことだらけ。
しかも、島で受を見る人の目がなにかおかしい。
なんてところから始まる話は、まさに和物の花嫁もの。
過去のことを忘れているから、騙されるように花嫁の神事に巻き込まれるが、閉鎖的な空間でいたぶられるなんてシーンは、もしかしたらアラブものに近いかもしれない。しかも、使われるのがエロい気分になる薫りと媚薬ときたら(笑)
なにもかもを忘れている受は花嫁という立場も攻にもやんちゃな性格のままに反発するから、忘れられている攻の一方通行のような気持ちがわかるとなんともせつなかった。
が、そんなイヤダイヤダと言っていた受が攻を好きになるのがすこし唐突で、後半の展開がとてもせわしく感じたのが残念。もうすこしページが欲しかった。
幼いころの受の浴衣姿はとんでもなくかわいくて萌え(笑)

3

乗れなかった・・・

設定は悪くないと思うんですが、まったく活かせていないと感じました。なんのための島?しきたり?と疑問でしたね。

適当に、設定上ふさわしそうなネタをちりばめた感じで、エピソード相互がつながらずに浮いているような、なんとも中途半端な印象を受けました。

それに、ラブ関係がまったく共感できなかったんですよ。もともと『意思に反して』は好きになれないんですが、いったいどうしてこの流れで和沙(受)が浄夏(攻)を好きになるの?そこに説得力を感じなかったので、作品自体が薄く思えました。

とにかく、浄夏の良さがまったくわかりませんでした。浄夏に多少なりとも感情移入できたら、評価はまた違ってくるとは思うのですが、私は無理でしたね。

松幸さんはかなり好きな作家さんなので、『あんまり面白くない(好みじゃない)』という作品はあっても、『まるでダメ』っていうことはまずないんですが・・・これはただ、つまらなかったです。

0

島での海神信仰

作者さんの「きみに触れたら」がとてもよかったので、
同じ作者さんだし!ということで、購入してみました。
(レビューを確認してから購入すればよかったと、ちょっと反省しています。)

大学生の和沙は、離島に住む祖母に会うため、
数年ぶりにその島を訪れます。
その島では、古くからの因習があって、
島で海神の化身として崇められている・浄夏は
村の祭りで婚礼の儀式をする必要があり、
浄夏の相手は、その和沙だといわれるわけです。

こういった因習が取り巻く、薄暗さも感じさせず、
明るく、花嫁になっちゃた!みたいなお話でした。

もう1歩欲しかったです。

0

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