お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
須和雪里さんのちょっと不思議な中編たち。
クセはあるんですが、王道から離れたそのストーリー群は、読めば読むほど味が出ます。
『タブー』
明るい癒し系の同級生の心の闇に触れ、彼を守ろうとする主人公。
シリアスなのに暗くならない、とぼけたストーリー展開が良かった。
『テリトリー』
ホラーです。
怖くてキモかったです。
こんなBL、須和雪里さんにしか書けない気がするw
『いつか地球が海になる日』
『サミア』のなかにも収録されてる作品ですが、やっぱりこのお話が一番好きですね。
一人称小説の醍醐味を味わえる秀作。
『俺たちの崩壊』
究極の三角関係モノ。
主人公が羨ましいッス!
JUNEと言うのは不思議な空間で、
耽美とBLとが何の問題も無く隣接
できた不思議な場所でありました。
その為、BLと耽美のハーフの様な
作品群が生まれる土壌でもあった
訳で…。
学生服を纏った少年達が織り成す、
時には暴走も含めた繊細な恋模様。
それは懐かしい様でいて、新しいもの
なのでしょう。