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海野秋良は、小さい頃からいろいろなものに興味を示し、いろいろなことに励んだ。しかしそれは一時のこと。とにかく飽きっぽいのだ。
習い事に然り、恋人に然り。
手を出して、或る程度は夢中になって取り組むものの、或る程度できるようになってしまうととたんに飽きてしまう。
剛志は隣の家に住んでいる幼なじみ。生まれたときからずっと一緒だった。
そして、いつも恋人と別れた後の悲しみを慰めるのも剛志だった。
こんな関係がずっと続いてきたのだが、ある日突然剛志は豹変し・・・!?
というわけで幼なじみものです。
あらすじの「男をとっかえひっかえ」なんて言うのを読んだので、どんなにあくどい受なのかと思ってみたんですが、なんてことない普通の子でしたねw
ただ、束縛されるのが嫌い。「自分だけのものにしたい」と熱を上げられるととたんに怖くなって別れを告げてしまうというクセがあったんですね。
嫌いになったわけじゃない。ないんだけど。というところで傷ついた自分の心を剛志に慰めてもらうと。
恋人じゃないし。幼なじみではあるけれども親友でもない。
だってセックスをしているから。
「じゃぁ俺達ってなんなのよ」というのが今回のテーマです。
全体的に、秋良の日常を描かれていて、それはそれで楽しく読めるんですが、実際、カップリングされているはずの剛志は最初と最後でしか描かれていない。こんな小説もめずらしいかなと思わなくもないんですが、それでどうよっというのが・・・・・。
だって、ほかのやつらならどうせまた別れるからとタカをくくっていた剛志が、自分も憧れていた先輩が秋良に近づいたことで、「これはあぶない!」と思い興奮し、秋良を強姦。
なのに
秋良「お前が好きだ」
というとつ過ぎてちょっと意味が解りませんでした。
もちろんココまでのストーリーは恋愛云々をおいておいて面白かったんですが、「好き」が唐突過ぎて何がどうすきなのかまったく解らなかったのです。
剛志も剛志で、これまで恐ろしいほどこらえてきてるのに、これだけのことでプッツンきてしまうんだな~というのが。
ぬらさず・慣らさず突っ込んだらかならず避けます。
むしろ慣らさなくても入れられるミラクルちんこも然り。
恋愛云々を抜かせば十分たのしめる作品です。
お互いに好きだったっていうのは解るんですが、最後の持って行きかたがなにより唐突すぎたのが残念でした。