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tori wa zouge no tou ni iru
長和製薬社員久保寺×研究員充紘との話。
テロに利用できるガスを作ってしまった冬稀の代役として研究所に来た充紘。
そこで亡くなった兄にそっくりな久保寺に出会います。
優しく世界の全てだった兄とは逆でがさつな久保寺。そんな久保寺に反発しながらも、徐々に存在の大きさに気付いていく充紘。
アカデミー育ちの割に世間なれしている自分にコンプレックスがある充紘は冬稀を越えようと研究に没頭します。
そして、漸くガスの無毒化に成功した日、部屋を抜け出した充紘はロックのかかった場所に閉じ込められてしまいます。
寒さに意識が奪われる中、心に浮かんだのは誰でもなく久保寺で……
死んだ兄の呪縛に捕われる充紘と、強引なまでに充紘に優しい久保寺の関係がとても心地いい話です。
全4冊のシリーズ2作目。
前作の「啼けない鳥」の脇役がメインのお話。
こちらの方がずっと良かった。
LOVEだけならば、前作を読まなくても味わえるし
全体のストーリーは正直言って割に
どうでもいいと言えばいいが、
分かるか分からないか?と言えば、
前作を読んでいないとあまり理解できない。
天才養成機関のアカデミーで育った加室充絃(みつる)は、
極秘の研究を任務として、長和製薬に入社する。
彼の世話係として紹介された久保寺は、
顔こそ亡くなった兄とよく似ていたが、不躾で不遜な男だった。
日々一緒に過ごすうちに、
反発しながらも彼の優しさに気がついていく充紘。
前作のカップルが、なんだかテンションが上がらない
ぼんやりしたキャラだったのに反し、
丁々発止とやり合う二人はスイスイと読めるカップルだった。
不良っぽいが実は優秀でエネルギーがある攻めは、小気味いいし
「体力つけてもらわねぇと、俺が困るんだよ。
たかが3回くらい、ノリノリでやられてろよ。」
なんてセリフもなかなかいいし、
実はとても受けを大切にしている様も、よかったかな。
回収されていない伏線などは、続巻を待てだが
彼らの関係は、これ一冊でも楽しめます。
snowblackさま、こんばんはー!
いやーん、すごいそそられるセ・リ・フ(♡∇♡)
俄然興味がわきました!
でも一作目からの方が良さそうですねえ。
ムムム、コルセーアも買ってしまったので悩みます。
どうもシリーズ物の二作目ということなのですが、カップリングが好みなのでこちらだけ読んでみました。
なもので、細かい設定だとかは知識ありませんでした。
それでも察することは出来ましたし、大丈夫かと思います。
ただ、これって近未来のお話?
本編の視点は受け、書き下ろし(と言ってもそちらの方が厚め)は攻め受けの両視点です。三人称。
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受けは有機化学分野の研究をする少年(計算すると18歳?)、充絃。
絶対誰にも負けたくないという気の強さの中に、不安定な部分も隠し持っています。
攻めは充絃の世話係として派遣されている、久保寺。
充絃の亡くなった兄を彷彿とさせる容貌ではありますが、まったく正反対の野性的で粗野な部分がある有能な男。
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人間の養殖と揶揄される日本総合教育研究センター(通称アカデミー)で教育プログラムを受け研究をしていた充絃は、とある製薬会社から乞われ(買われ)就職が決まります。
充絃が担当することとなった研究の発端を作ったのは、前作の主人公かと思います。
充絃は母親の不義の子ということで家族内でも孤立していましたが、その家族との架け橋になっていたのは亡くなった兄でした。
兄が亡くなり自分を必要としてくれる存在がなくなったことが充絃に、『誰にも負けたくない=負けなければ必要とさせる』という思考を作らせているように思います。
ノベルスなのですが、1ページ17行仕様なのでちょっと全体にスカスカしています。
もう少し1ページの文字数を増やしていただいて、久保寺と充絃が相手にどうして惹かれていったか丁寧に描写して欲しかったなあというのが残念なところです。
えっちは書き下ろしの方でして、本編でゆっくり感情の推移を読みたかったですが、本編は雑誌掲載だったようなので仕方ないのかなあ。
やっぱり雑誌でえっちナシは論外?(笑
や、でも、本当にちょい性急でした。
いつも攻め重視の読み方しかしないどうやら少数派なわたしなので、今回も攻めの久保寺は好き好きー!!でございます。
変人や王子様攻めが好きなのですが、今回のようなワイルド常識系も大好きです。
こういう攻めは、現実で好きなタイプだからかもしれません。(ちょっとワルに憧れる中高生みたい・苦笑)
これで久保寺にワイルドヒゲがあったら最高でした(苦笑
毛を欲しがるところも少数派なのですかねえ。
きたざわさんの書かれる攻めは、性格設定や外見が好きなタイプなんですよね。
ただ受けの性格や周囲のキャラが出張りすぎたり、若干今回もその雰囲気はありましたが攻めのあまり意味をなさない過去の大仰さが語られる作品が多いので、あまり手を出せないですが。
今作も受けの充絃にはどうにも共感出来なかったです。
境遇は自分ではどうにも出来ないもので、ひじょうに不憫です。
これで大人しい健気受けだったら個人的にハマったと思うのですが、それだと多分前作の受けとあまり変わりばえしないということなのかなあ。
挿絵は陸裕さん。
陸裕さんの描かれる攻めはひじょうに好みなので、今回も堪能させていただきました。
それに挿絵の枚数がとても多い。
基本、あまり短髪攻めは好みではないのですが、久保寺は想像通りですごく素敵でした!
これを読むとやはり前作が気になってしまいました。
前作のカップルのジレジレした感じ、読んでみたいです。
『鳥』シリーズ2作目です。
前巻『啼けない鳥』の脇で出ていた久保寺(攻)と充絃(受)がメイン。
とにかく、久保寺がきたざわさんで私がものすごくダメなパターンの攻キャラクターだった。前巻の脇で出ていた時とはちょっとイメージ違って、向こうではまだマシだったんだけど、これはもう無理。
いくら根がいいヤツなんだと作家さんが言いたがっていても、こういう悪趣味で傲慢で無神経な(としか感じない)攻キャラクターが大ッキライなので。しかし、きたざわさん作品にはよくいるんだよ、こういうヤツ。
去年の『はじまりの熱を憶えてる』を読んだ時にも、こちらを思い出して改めてイヤ~な気分になったもんです(向こうのレビューにもちらっと書いてますが)。
きたざわさんは作家買いしている好き作家さんですが、個人的にものすごく苦手な攻キャラクターが(テンプレートのひとつと言えるくらいに)多いのがとても残念です。
そして、充絃のようなツンツン過ぎる生意気な受もすっげーキライなので、少なくとも今巻は読まなきゃよかったとしか思っていません。
もともと、このシリーズはきたざわさん作品の中でも好みじゃないんですけどね。
評価は・・・一応悩んだので『中立』で。でも、限りなく『しゅみじゃない』に近いです。