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tsuioku no senritsu
こんなイヤな登場人物ばかりが出てくる話を読んだのは始めてだ(笑)
とにかく等身大の人間がうまく書かれている。だから、読んでいてむかついてならず、それはそれでスゴイと感心した。
以前ノベルズで発行されたものの文庫化。それに10Pほどの書き下ろしがあった。
話は、一流商社に勤める受が、昔の恋人と再会するところから始まる。口説かれている新しい男に連れられていった先に攻がいたのだが、そこからは、受はもう攻しか見えない状態。
受の、その人でなしぶりがひどい(笑)
新しい男を自分の勝手で待たせている(焦らしている)のは自覚しているのに、いっぽうで攻を追いかける受。過去に横領の罪を被せられ、会社を辞めたのは受が支えてくれなかったからだと口にする攻。振られて逆上する当て馬。
すべてはすべて、恋愛ゆえなのだろうが、ボーイズラブ小説ではあまり見られない生々しい人間ドラマだった…。