愛は地獄を突っ走る

愛は地獄を突っ走る
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%
著者
須和雪里 

作家さんの新作発表
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イラスト
櫻井しゅしゅしゅ 
媒体
小説
出版社
マガジン・マガジン
レーベル
ピアスノベルズ
発売日
価格
¥819(税抜)  
ISBN
9784914967208

あらすじ

『能面教師』のアダ名をもつ同僚・越智秋彦に恋する熱血体育教師・相原真は、クールでつれない彼を口説くために校内七不思議「体育倉庫の色情霊」の噂を利用しようと思いつく。深夜の校舎を探検しつつ体育倉庫に誘い込み、霊に憑かれたフリをして越智先生を襲おうとした相原だったが、なんとそこには本当に色情霊が……!?
出版社より

表題作愛は地獄を突っ走る

相原真・体育教師
越智秋彦・化学教師

その他の収録作品

  • 月に帰らないかぐや姫
  • あやかしの恋
  • 崖っぷちの天使

レビュー投稿数1

アホ話と、切ない話

表題作連作の他は、短編1本なので作品的には2作品の収録となってます。

自分はその短編「あやかしの恋」目当てに購入したんですが、表題作連作もかなりアホで楽しめました。

ピアスノベルズが一時期やっていた台詞入りの挿絵なんですが、この作品に関しては成功してます。
体育教師・相原[攻]が想いを寄せる越智[受]を何とか落とそうと努力します。
結局お互い両想いで、エロシーンに突入するんですが相原が攻め途中にもううるさいの何の!
風情も何もあったもんじゃない体育会ノリのエロなんですが、それが櫻井しゅしゅしゅさんの台詞入り挿絵が入るので面白さが倍増。
これがエロいかどうかは置いといてかなり笑えました。
熱血単純相原と、無感情無表情の越智との会話のやりとりが楽しい。
続きは、更に越智に想いを寄せる美術教師が現れて三角関係となるんですが肝心の越智本人が飄々としちゃって3Pやっちゃうしなんかもう突き抜けてます。

「あやかしの恋」
これはガラッと作風が代わり、少年の等身大人形を愛でる青年の話。
彼は大きな屋敷の窓から見るだけの美少年に恋をしていたのですが彼の姿をふっつりと見なくなり、その矢先にある男から購入したのが彼と瓜二つの姿形をした人形。
彼は人形相手に話しかけ、愛しセックスをし一緒にお風呂に入り恋人の様に愛でます。
しかし2年もたつと人形はボロボロになり、彼は未練を残しながらも捨てる為に人形にを切断しようとしてそこでその人形の中に人間の骨が入っている事に気付きます。
実は恋をしていた現実の少年は既に死んでいて、少年も彼を好きだったのでこうして人形として生まれ変わり彼の元へとやってきたのですね。
そしてその人形の制作者がこの人形を彼に売りに来た男で少年の兄。
そうだったのか…と理解した矢先に彼と兄とがエロ初めちゃってええええ?となったんですが実は最後にもう一つどんでん返しというかエピソードがあるのですね。
兄の狂気に背筋がゾッとする狂愛の切ないストーリー。

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