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kedamono kaiketsu
最初の「獣」はただすごくて「神」にも近かったんだけど(綺月さんの勇気も神でした)ここまで来ると引くだけ引いてのけぞったあげくに笑ってしまいます。
しかも大爆笑かも。
「虫」に続いて「獣姦」です。
いつかヤリ殺されるとは思っていましたが@廉
昔の男に騙されて、今の男にヤキモチ焼かせたくて。
そして敵に捕まり拷問、これはBL、ヤクザものにありがちな展開。
でもこれはそんな生やさしいものじゃない。
しかも敵から逃れるのに死を覚悟した二人が離れないようにした方法がなんと、刀で二人を貫く方法。
BLがファンタジーとは言っても限界があります。
う~~床を叩いて「それはぜってーないってば」と突っ込みまくる自分。
なのになんで何回も読んでいるんだ?
たま~に読みたくなるのはなぜなんでしょう?
とにかくこのお話の勢いがすごすぎてたまに溺れたくなるのです(笑)
言っておきますがコメディではありません。
当人達は大まじめ。
最後は心中です。でも3巻目もありますので(笑)
1巻で、度肝を抜いた作品ですが、更に、更にエスカレートして、今回は短編4編で、いずれも九堂の過去を絡ませたお話になっています。
当初、これを読んだ時突き抜けてるな~とここまでくるともうすごいよ、、と”アリエネー”のオンパレードにあいた口がふさがらない状態でした。
九堂がヤクザになりたての頃に、彼を手に入れようとして失敗したホスト一矢の憐れな最後。
もうフィストを通り越して拳で内蔵破壊、本当に人の手で人間を引きちぎってますから!?
そして次は、ヤンチャな廉の無鉄砲で、敵対する組に囚われて獣姦に九堂を感じてよがりまくる廉。
しまいには貫きながら長ドスで二人を貫いてというとんでもないラスト。
最後に、九堂の過去・弟の智司の最後にカニバリズムが登場し・・・
これでもか、これでもか、のスプラッタ・ホラーの展開。
しかし、この後この綺月さんの作品「ホタル」のあとがきを読んで思ったんです。
この話の中では、酒飲みの父親が子供を顧みず虐待する、自分はまだ我慢できるけど、それがかわいい弟に及び、それを救えなかった後悔と葛藤。
それが凄まじい怒りとなって九堂の身の内に修羅となって巣食うことになるのですが。
この九堂の怒りは、綺月さんの怒りの代弁・過激な感情表現の現れだったのではないかと思うようになったのです。
綺月さんも、幼少時に虐待を受けていて、それが長い間トラウマとなって自身を苦しめていたと書かれていたからです。
その内に込めた怒りが肉体を持って作品化したのが九堂だったんじゃないかな?と思えたからです。
この本のあとがきに、そんな事は一切書かれていませんが、何となくそういう気がしたのです。
そう思うと、滑稽ではあるけど笑えないな、、と、、、
「灼熱」では九堂と廉の激しいながらも、バカップルぶりが拝めて幸せです。
巻末漫画の「それいけくどーちゃん」も好調。
まだ3巻も続くのですよ・・・本当、ケダモノの主役二人です。
1巻は異色の傑作なんですが、2巻は短編の集まりだからかパワーダウンな気がしました。
ハードバイオレンスエロも、究極までいき過ぎると笑えてしまうのは、なぜなんでしょう。
これ、絶対無理だろと言う事が、わかってしまうからかも。
今回も、ハードバイオレンスエロスに更に磨きがかかって、トラウマレベルのエロです。
若頭・九堂了司(執着鬼畜攻め)×三代目組長・志方廉(男前受け)
高校に行きたいと言いだした廉が昔の恋人と再会したことで、お仕置きHに。
フィスト位では、もう驚かない自分にびっくりします。
耳の下を拳銃で打たれて、ふっ飛ばされたのには驚きました。
受けでも愛していようと、その辺は容赦ないです。
土佐犬に犯されての獣姦があったんですが、九堂との行為の方が確実にハードな気がして、廉がダメージを受けても、いつもより大人しそうなのにと、ダメージを受けていることが不審でした。
そんなことを思う時点で、獣シリーズに頭が毒されている気がします。
正直、廉の耐久性がすごすぎると思います。
抗争のはての心中で、自分と廉を繋ぐ為に匕首でお互いを繋いで、更に下半身でも繋がりあう。
そこで手を繋ぐという生温いものじゃないのが、獣シリーズなのかもしれません。
絵面的にはすごいもので、笑い所じゃないのに笑えてしまいました。
ついに、人体破壊。受けにではないですが、下から胃を抉りとって食す等の人肉プレイがあります。
九堂の過去編では、死んだ弟のある一部を食したりと、過去からしてハードです。
一部に本当に丸々コメディー編があったので、全部ギャグに思えてしまったのかも。
ピアスの英断?には、驚くばかりです。よくぞ、ここまでハードな内容を商業誌でと思います。
エロ:★5 獣姦、フィスト、カニバリズム、鬼畜エロ有。18禁的な内容なのですが、エロいとか萌えるという感じではなく、ただハードなので18禁という感じです。
総合:★2 パワーが落ちた感じで、勢いがなかった気がします。
初めまして♪同じ作品を読んだ同士のコメント嬉しいです。
いきなりこの2巻を購入されるとは、ともふみさまってば、なんという英雄!
ほんとにトラウマレベルなハードさなのに、笑えちゃうんですよねー!不思議。
18禁、鬼畜エロという響きに、私はよくわくわくと期待してしまうので、くれぐれもご注意をという気持ちでつづっております。
高値で購入して後でトラウマになってしまっては、やっぱり切ないですし。
多分、迂闊な私のみだと思いますけどね(笑)
ミュウさんはじめまして、ともふみと申します。
かなり昔にシリーズものとは知らず、この壊滅を買ったのですが、軽いトラウマに陥った口です。笑
のけぞりつつしまいには笑った覚えがあります。
とうにドナドナしてしまったので、レビューを読んで記憶が蘇ってきました。
というか、このハードさを淡々と綴るミュウさんの文章に噴いてしまいましたよ!笑
こちらまでは図書館にあったので読みましたが…
前作で「うーんこりゃ無いな」と思ってたのを超えてきました(笑)
評価が分かれる作品なのかな。シリーズになっているようなので、一定数のニーズはあるんでしょうが、深刻じゃ無いグロ、というか思わず呆れ笑する感じなのかな。
流石に内臓を引き摺り出されるってのは…
そして九堂もドスを刺されまくって二人血まみれで海に転落という。
なんとも壮絶な展開でした。
九堂の廉への愛が私には見えなかったんですよね。いやぁ、分かるんだけど頭が拒否しちゃったのかな。
綺月さんのいつもシリーズとか、好きなんですけどね。
振れ幅がでかい。