つばめハイツ102号室

tsubame heights 102goushitsu

つばめハイツ102号室
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
2
評価数
3
平均
1.7 / 5
神率
0%
著者
榊花月 

作家さんの新作発表
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イラスト
富士山ひょうた 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784199004810

あらすじ

両親の渡英で、高校生にしてアパートの管理人になった椎名(しいな)。店子は漫画家にホストと曲者ぞろい。なかでも厄介なのが、高校教師の若生(わこう)──なんと椎名の担任だ。学校では生徒の信頼も厚いのに、毎晩椎名の部屋に入り浸っては、椎名に手料理を強要する。「椎名はいいお嫁さんになれるぞ」学校とは違う顔を見せる若生に、次第に惹かれていく椎名だけど…!? 先生×生徒の一つ屋根の下の恋
出版社より

表題作つばめハイツ102号室

若生孝志・27歳・教師
在田椎名・15歳・生徒

レビュー投稿数3

読者が教師×生徒のCPのどこに萌えるのかってのを もう少し考えていただきたい。

高校1年生の管理人が主人公・椎名。
もう、この時点で・・・どうよ?と、思った。
実際のアパートのオーナーは近所に住む祖父母であるけど
高校1年生の子供にひとりでアパートに住まわせて
アパートの管理を孫にやらせる???

椎名は、アパートの住人で担任教師である若生(27)に恋をするお話。
若生のことを好きになる気持ちの描写がかなりあっさりでビビるw
椎名はノンケですよ?
もう少し、同性を好きになる葛藤、恋を自覚することの葛藤があってもいいのでは?

設定がとんでもファンタジーであっても、恋する気持ちがきちんと
書いてあれば設定の不可思議さは乗り越えられるのですが
肝心の恋の部分は、あやふや。

若生は分別のあるさわやかなイケメン教師。
こちらもどうして椎名に惹かれたのかの理由があやふや。
気持ちを打ち明けてすぐにベッドインというのも萎えるわぁ。
まったく葛藤とか我慢とかないんだもん。
教師が生徒に手を出すな!とは言わないですけども
読者が教師×生徒のCPのどこに萌えるのかってのを
もう少し考えていただきたい。
あけっぴろげで、ちっとも焦れ焦れできなかった・・・。

0

若さ溢れる受け

女で一つで自分を育ててくれた母親が再婚し、再婚相手とともに渡英することになった椎名。
せっかく頑張って受かった高校を今更転校したくないと、母方の祖母が持っているアパートに管理人の仕事を手伝う事を条件に一人暮らしをすることになった。
ところが、引っ越し当日に電車の中で痴漢と間違えて声をかけた男がまさかの隣人で、おまけに椎名の通う高校の担任教師だった――
まさかの事態に椎名は戸惑うけれど、担任教師・若生は学校では生徒も信頼も厚く、冗談も通じる人気者の先生なのに、毎晩椎名の部屋に入り浸っては、椎名に手料理を強要してくる。
初対面の印象が最悪だっただけに、最初は迷惑に感じていた椎名だったけれど、次第に若生が来るのを楽しみにしている自分を見つける。
そんな時、大学生くらいの女の人が泣きながら若生の家に入って行くのを目撃してしまった椎名。
おまけに彼女は「どうしても子どもを産みたい」と言っていて—―

という話でした。
まだ高校生で恋愛慣れしてない椎名が、若生の言動に振り回されて……というのがメインの話。
結局、椎名が聞いたセリフは椎名の勘違いで丸くおさまるんですが、若生も若生で、先生という立場上「生徒のプライバシーは話さない」という信念を持っているから、ますますこじてた感もあり……。
まあ、結局のところ大人の若生の勝ちだったんだろうな……って思うんですが。
初めての恋――しかも同性相手という状況に振り回される、まだ若い椎名のおろおろっぷりを楽しむのがメインの小説なので、若生がどれだけずるいか、とかそういうことは黙っておく事にします。
若さ溢れる恋の話が読みたい人にはオススメします。

0

母の再婚、夫婦の渡英で一人暮らしになった椎名は、祖父の経営するアパートに住み、老齢の祖父母の代わりに管理人を引き受けることになる。
アパートへ向かう日、電車の中で痴漢を注意した椎名だが、それは椎名の勘違いだった。しかも冤罪を着せてしまった男は椎名の隣人となる若生(わこう)で、入学式の日、彼が自分の担任であることを知ることになる。
学校では生徒の信頼も人気も高い若生。
しかしアパートに帰ると、椎名の部屋にやってきて手料理の夕飯を催促したり、飄々とからかったりと態度が全然違う。
しかしいつの間にかそんな若生に惹かれてしまう椎名。
しかも、若生の部屋の前で「妊娠した」と訴える女の子の姿を見てしまい、そのショックで恋心を自覚するという救いのなさ。
ところが、悩む椎名とは裏腹に、若生の態度は全く変わらず悩んでいる風もない。

気になるけれど本当のことが聞けなくて…というわけです。
タイトルと富士山ひょうたさんのイラストに惹かれて買ってしまいましたが、できれば先生の相手は生徒受じゃない方がいいな、個人的に。それほど頭が固いわけではないと思うけど。生徒×先生なら全然平気なので(笑)。

そうは言っても、一応年齢的に犯罪が成立する年なわけだし、自分の教え子に手を出すというのは何某か煩悶とかありそうだと思うんですけど、この若生は全然悩んでいませんね。
無理強いするわけではないけれど、相手が自分を好きだからって、「惚れた」だけで最後まで済ませてしまうのは違和感が。
女の子を妊娠させた自分の教え子の扱いも人ごとっぽかったし・・・。
この人は本当に信頼に足る、子供を預けてもいい先生なのか。
大人としては普通だと思うけど。

椎名が若生に惚れる過程もあんまり明確ではなく唐突に思えたし、全体的にライトな緩めの仕上がりという感じでした。
先生と恋人で、お家に帰っても隣に住んでいて、楽しい高校生ライフ・・・という感じで、まあそんなこともあるさ(笑)
つばめハイツには他にもワケ在りの住人が何人もいるので、後にも何かあったりするのかもしれないですね。

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