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大好きな作品で何度も読み返してます。
ドラマCDも繰り返し聴いてて、神谷さんの声だけで美人だとわかる演技、安元さんのカタコトみたいな言い方から感情が入ってくる演技、とても良かったです。
何度も読んでるのでなんとレビューをしたものか。イラストの素晴らしさ!まるで外国の本のようです。そしてひひジジイの存在感!
麗しい不憫な囚われの王子ラシュリが、祖国と家臣を守るため必死に敵国の皇帝に媚を売り虜にし続ける孤独な戦いを繰り広げて。
突然現れた記憶喪失の奴隷ジェイド。彼もとっても良いんですよ!記憶を無くした半年前からしかわからない子供のような素直さで。
一心にラシュリを慕うジェイドとそんなジェイドを可愛く思うラシュリ。しかしラシュリは自分の皇帝への行為を恥じてジェイドの気持ちを受け入れられず。
何もかも新鮮でした。いわゆる誘い受けになるのでしょうが、嫌悪感はわかず、大切なものを守るための戦いで。
早くジェイドに思いを伝えて喜ばせたいのに、事態は最悪な状況へ。
ラシュリのジェイドへの愛。ジェイドの献身。素晴らしいです!
最後もジェイドのへっぽこにラシュリが羞恥を堪えて誘って見せて。
主従にこだわるのもなんか良いですね。
あとがきにあるように褒め褒め合戦です。みんな美しいのです。
一つラシュリが皇帝に使われるはりがた?大きすぎるでしょう!本当にはいったの?
竜と人、
身分ない者と王子、
寿命千年以上の飛竜と寿命80年ほどの人、
色々な差を超えた,500年生きた飛竜の竜王と小国の美貌の王子のj純愛。
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竜王戦(将棋ではない)で力を使い果たし、瀕死の状態で休んでいた飛竜。竜を恐れず近づいてきた幼少時のラシェルに水をもらい、体力復活、お礼に赤い竜の鱗をラシェルに渡して飛び去る。
小国のラシェルの国が敗退したとき、敵国の王が、美貌の亡き王妃に瓜二つのラシェルを人質に出すよう要望。人質に出たラシェルに、王は閨の勤めを要望する。自国と家臣を救うために男娼の勤めを受け入れたラシェル。
敵国の王が催す祝宴で、ラシェルは、人の姿になったジェイドと出会う。
色々あって、忠心なジェイドに次第に惹かれていくラシェルを見て王は嫉妬、ジェイドを殺そうとするが失敗。更に冤罪を着せて極刑を実行する。ジェイドの火炙りの日、足元に走り寄り、赤い竜の鱗と重ねて握る短剣で、自害したラシェル。
その時ジェイドは発光して竜に変化、竜族を呼び寄せ、事態は良い方向へ急転換。・・そしてハッピーエンドとなりました。
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特に感動した場面:
愛と恋の違いを問うたジェイドが、ラシェルに想いを告白する場面で、
人質であり敵国の王の愛妾であるラシェルが、王の怒りを受けて自国に害が及ぶことを恐れて、ジェイドの気持ちを受け入れられないと拒みます。事情を理解したジェイドに「そばに置いてもらえるだけでいい」と言わせた後、ラシェルが心の中でジェイドに詫びる言葉が切ない。
「これは無垢な愛情ではない
欲しいと思う己の欲を意志の力でねじふせた上の無償の愛情
だから傍に居れば苦痛が伴う 愛するほどに辛くなる」
・・折々に挟まれている心情を述べる場面は、人が忘れてはいけない大事なものに触れていて感動しました。英田先生の異世界ファンタジー、他の作品と共通するテーマがやはりこの作品にもあって、惹きこまれます。
竜とは言葉で会話出来ないけれど、心と心、想いの交流ができる、飛竜に乗って飛び回る世界のお話でした。
★攻と受はジェイドとラシェル、場面によって交互に立場が変っていて、どちらかと言えば、攻めはラシェルじゃないのかな?天の岩戸開きのウズメのように痴態でジェイドを人化させているし。どうなんでしょうね?
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★飛竜に乗った人を模した土偶が、各地で発掘されているので、本当に飛竜に乗った時期があったらしいです。
最近ファンタジーにハマって思わず購入。
読み始めたけど、王道の連続過ぎて読むのが面倒になって途中放棄してたけど、読むのを再開したら、やっぱり王道の連続だったけど一気に最後まで読んでしまった。
ストーリーの意外性は最後までどこにも無かったけれど、人身御供になって体を差し出し続けているド美形王子様の性格がとにかく男前でした。
国民のためにっ!とか従者のためにっ!とか王道な不憫理由はあるけれど、絶対に国王ジジイの不興を買うわけにはいかない!と進んでアンアン、もっとぉ~、なんて言っているけれど、とにかく性格が男前!
しかも最後で竜からの戻り方が分からなくなってしまった攻めさんを、目覚めさせるために媚態しまくるのがまた男前!
やってる事は「国を、従者を守るために娼婦のように着飾ってヤられまくった」のだけど、受けさんの性格が凛々しくてかっこよくて読後感が良かったです。
珍しい中村明日美子さんの挿絵に惹かれて購入しました。
ラシュリが類まれな麗人として書かれているため、性別は女性でも良いのでは…と思わなくもなかったですが、世界観のあるファンタジーでなかなか面白かったです。セクシャルなシーンはありますが、全体の雰囲気としてはラノベっぽいかも。
ジェイドの正体はタイトルで30%、あらすじで60%ネタバレしているので(笑)、それ自体の意外性は感じませんでしたが、物語の展開に緊張感があって面白く、さすが英田サキさんだなーと思いました。ファンタジーがお好きな方にはオススメです。
この作品、CD化されているんですね。安元さんと神谷さん…聴いてみたいです。
とにかく「感動」の一言です。
英田サキ先生初のファンタジー作品ということでしたが、先生らしいストーリーの構成やキャラクターたちのセリフの言い回しなどがあり、とても読みやすかったです。
「身分差」という王道な設定にもかかわらず飽きずに読み進められたのは、やはり先生の手腕ということでしょう。
また、中村明日美子先生の美しいイラストもキャラクターのイメージ通りでした。
本当に素晴らしいので、王道ファンタジーが読みたければ、ぜひ読んでもらいたい作品です。
英田さん初のファンタジーだそうです。(後書き参照)
タイトルがネタバレしまくっている件は取り敢えず置いておくとして、王道ファンタジーでした。
何というか…童話とか?そういうイメージです。
子供っぽいわけじゃなくて、世界観がしっかりしていて大人も楽しめる…みたいな?
ザクトーレ皇帝さっさとぽっくり逝けば良いのに~と何度思ったことか。
(※皇帝のブツは使い物にならないので道具使用です)
でもあんな卑劣で慈悲の欠片もないような人でも…人生捧げる勢いで愛してくれている人はいるようで…一体どこにトキメキが発動されたのか謎で仕方ありません。
ラシュリが自分の体をはって祖国や従者を守ろうとしているのが健気で…
ジェイドは偉そうな言動しているけどワンコ気質で何かイイんですよねっ!
聖皇サラマーヤ様は何気に世俗的だったり(笑)
「ケェーッじゃ、わからんっ」が何かほのぼのしい。
↑の直前がすっごくシリアスだったので余計にそう感じるのかな?
後書きの「変身するたび全裸で登場」に思わず噴いちゃったしw
いや、うん…そうなるよねw
下着は常に持っておくとよいよb
でも…ジェイドは種族の中では若手らしいので、ラシュリが先に命尽きちゃうんだろうな…。
そう思うと幸せそうなラストなだけに悲しくなるな。。。
竜が伝説のものではなかった時代。
小国アベリエの第三王子・ラシュリは、人質として隣の強国ガズマール定刻で暮らしていた。
表向きは、「遊学」ということになっていたが、その実、母妃譲りの美貌が災いし、老皇帝ザクトーレの慰み者にされていた。
母国のために男娼同然の扱いに耐える日々をおくっていたラシュリは、彼の誕生日を祝う、という目的で開かれた宴の席で、ある剣闘士と出会う。
彼は、異国の獣をしとめると、「何か褒美を」というザクトーレの言葉に、ラシュリの衣にいきなり口づけた。
突然のことに、気分を害するザクトーレに対し、とっさに彼を守らなければ、と考えたラシュリは、彼を従者として召し抱えることになる。
ところが、彼は自分の記憶を失っていて、自分の名前さえもわからない、という。
ラシュリはそんな彼に、「ジェイド」という名前を付ける。
という話でした。
思い切り、ファンタジー。
実はジェイドの正体は人間じゃない別のもので、最後になかなかその姿から戻れなくて、戻るために、ラシュリはあることをするんですが、それが相当エロかったです。
それにしても、ジェイドの正体はさておき。
そのジェイドを、元に戻す方法をラシュリに教えたサラマーヤが一番怖い……。
あの人、得体がしれないんですがー……。
なんか、実は一番怖いのはあの人だったり……。
そんな感じで、なかなかに魅力的な登場人物もいる話で、ジェイドがまるっきりこれこそまさに犬で。
ラシュリのことが大好きで、休みも必要なくて、一度は振られてもそれでも「ラシュリのそばにいる」という誓う姿がもうかわいくて。
おまけに、記憶を失っているから、微妙にかたことっぽいのがものすごくかわいかったです。言ってること、まっすぐでピュアですしね。
ピュアな攻めがいい人にはおすすめですが、一部特殊シチュエーションも入ってくるので、無理な人は無理かもしれません。
英田さん。お名前だけは存じていましたが、初購入です。それも、中村明日美子さんのイラスト目当てで。英田さんファンの皆さん、ゴメンナサイ!
とはいうものの、非常に満足できるものではありました^^
表向きは留学として。実際は、人質兼愛人として大国に来たラシェリ。名前がフランス語の”マシェリ(英語でいえばハニーやダーリン?)”に通じそうでいいですね。偶然が重なって、マシェリの側付きとなったジェイド。漆黒の髪と眼によく合ってる名前です。
王 ザクトーレの嫉妬から火刑に処されることになったジェイドの元に忍び込み、最初で最後になるかもしれない愛を交わす2人。涙がちょ2切れそうになりましたTT
もちろん、大団円となるのですが、火刑から逃れた後の1人と1匹の竜が再び結ばれるために頑張るラシェリがとってもエロっぽかったです*^^*
やっぱり、明日美子さんのエロストはいいなぁ~。何度も読み返してしまいそうです。
どうして、このお話BLなんだろう。
途中でふとそう思ってしまった時点でワタシの負け。
ストーリーライン的にはよくあるコバルトとかティーンズ向けのファンタジーっぽい感じです。世界観とかがしっかり書き込まれているし、登場人物達の関係性とか軽快な会話だとかはさすが英田さんだなあと思わせてくれる。
でも上手ければ上手いほど、面白ければ面白いほど頭の疑問に立ち返ってしまうワケで……
主人公のラシュリが女の子でも細部を除けば十分成立すると思うんだ。
むしろその方が違和感がない気がするんだけれど。ううむ。
いや、それを言い出したら根本から全否定かもしれないことはわかっているんだけど……
中村さんのイラストについて色々な所で賛否両論出ているのを見かけたけれど、BLに限定しずに少女小説ってくくりで見ればそれほど異質でもない、かも。
そういえば黒花丸なのにエロが少ない!!ということにひどく驚いたことをこっそり書いておこうと思います。
題名から、ジェイドの正体は見え見えなわけですが、それはそれ、私自身は結構楽しめました。
ってか、あ~だこ~だと穴を突く作業が、面倒というか嫌いというか。
私はよっぽどじゃない限り、気にならないんです。
せっかく買ったんだから読むのを楽しもうって感じでしょうか。
それに、頑張る受けちゃんっていうのが好きなので。
今回もラシェリ王子、頑張ってたじゃないですか。身体を張って、自分の国や従者のために。
見かけはどう見ても、王女様にしか見えないんですけど。
なので、“俺”という一人称が、どうも気になってしまいました。いくら隣国のスケベ王様の慰み者になっているとはいえ、王子様なんだから“俺”はちょっと違和感がありました。
もちろん公的な場所では“私”と言ってますが、どうせなら常にそうあって欲しかったです。
最初は英田さんのファンタジーって? と読み始めましたが、なかなか面白くて、やっぱり私は何でもOKだと再認識をいたしました。
ロミジュリのごとく、恋仲のふたりが引き裂かれちゃったり、処刑されようとする炎の中へ突っ込んでいって、あわや悲恋? ってな展開に、ホロリと来たり。
またラストが、なかなかいい味出してます。
あんな方が、あんなことをおっしゃるなんて!
さすがです。こんなオチもいいですよねぇ。
って、このアドバイスをくださった方のお話はないのでしょうか?
非常に気になるんですけど。