お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
合衆国はグランフォード財閥の御曹司であるジェフリーは、セレブが集まるシークレット・オークションの会場で、財閥の主要な取引相手であるアリブ公国の第一王子・シャハールが出品されているのを目にします。ジェフリーは気高くも扱いづらいシャハールを苦手としていながらも、政治的な判断からすぐさま彼を落札し、自宅へと運びます。オークションの『商品』としてジェフリーの自宅に運ばれてきたシャハールは、媚薬を使われており、ジェフリーは仕方なしに彼と夜を共にしますが、理性が戻ってからの彼とも、不確かながら歩みよっていきます。そんな中、シャハールをオークションに出品したアリブ公国の政治情勢が明らかになり、ジェフリーは彼を守るべく行動を起こしていきます。
そういえばアラブものってあんまり読んだことないなあ、とふと手にとってみたのですが、アラブはアラブでも受アラブです。受アラブといえば志水ゆき先生の『LOVE MODE』10巻に登場するシャリーフ王子くらいしか知らないのですが、世の中にないわけではないのですね。
しかし、このお話はあんまりアラブ関係なかったです。むしろシャハール王子をほったらかしにして、ジェフリー大活躍!!さらにジェフリーと側近のアイルが常に一緒で仲良しこよしでした。
そして最後はジェフリーマンセーなエンディング。萌えどころがブレブレな印象の作品でした。個人的には生真面目な側近のアイルが、媚薬でエロエロになっているシャハールを直視できないあたりが萌えでしたが。
また、EUがまだ「EC」だったりするところに時代を感じる1冊でしたw