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otomegēmu no sekai ni mobutensei shitayoudesuga hajimarumae ni ouji ga doroppuauto shimashita

前作「ゲームの世界に転生した俺が〜」が好きだったので新作を楽しみにしてたのですが、うーん…
正直、BL以外の要素(ザマァや転生)が多くて肝心の受けと攻めの関係性や恋愛に至る経緯がサラーッと口頭説明だけだったので物足りなさを感じました。
前作もハイファンタジーで異世界転生要素の方が強い作品でしたが、しっかり受けと攻めの関係構築や恋愛の機微が描かれていてBLとしても最高だったんですよね。
それが、今作は余りキュンとするシーンが少なかった印象です。
本人はモブだと思ってるけど実はチートスキル持ちの〇〇な設定や、乙女ゲーの攻略対象者に愛される要素とか、要所要所では好みな設定もありましたが、全体的に駆け足気味で受け・攻めのキャラクターを好きになる前に物語が終わってしまった…みたいな。
“受けが攻めからの矢印に全く気づかない設定” なのに、攻めの執着心や独占欲も余り感じず「攻めのアプローチに何で受けは気づかないんだーー!」って言う焦れったさも殆どありませんでした。
このすれ違いが好きなので勿体無いなぁ…と。
本編は受け視点のみだったので、物語の途中で攻め視点があれば分かりやすかったのかな。
とは言え、読みやすい文体や設定は好み(濡れ場は少なめですが描写がめっっっちゃエッチで最高)なので、次回作も購入すると思います!