袖の朝明け、君に寄り添い 1

sode no asaake, kimi ni yorisoi

袖の朝明け、君に寄り添い 1
  • 電子単行本
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
15
評価数
3
平均
5 / 5
神率
100%
著者
真魚ゐ 

作家さんの新作発表
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作画
積木 

作家さんの新作発表
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媒体
小説
出版社
七彩社
レーベル
Alt-Blue Novels
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

戦乱の世がはじまろうとする頃、山あいの小さな領地・道明沢。
道明沢を治める道明家に小姓として出仕した秋津伊縁は、かつて自分を励ましてくれた若君・道明秀将の変わり果てた姿に打ちのめされていた。
かつては穏やかで優しい方だったのに、今の秀将は冷たく、粗暴な物言いで人を遠ざける。
けれど伊縁は、彼の中にまだあの日の温もりが残っていると信じ、ひたむきにつとめに励む。
やがて秀将の胸に隠された悲しみを知った伊縁は、ますます彼を想わずにいられなくなる。
そして、互いに傷つきながらも少しずつ通じ合う心。
その温かな日々の中で、伊縁は気づく──自分が求めていた居場所とは、秀将の傍らそのものだったのだと。
しかし、伊縁を昔から目を掛けていた蓮司正興が、ふたりの関係に暗い影を落とす。嫉妬と野心が交錯する中、とうとう道明沢でも戦の火蓋が切って落とされた。
避けては通れない争いを前に、二人の間には強い絆が結ばれる。道明沢のために、互いのために、命を懸けて二人は戦う。
戦国の世に咲いた、誠と恋の物語。互いを信じる心が、夜明けの光となって二人を照らす。

表題作袖の朝明け、君に寄り添い 1

同時収録作品月凍る夜、君ひとり立つ

その他の収録作品

  • 庵の夕茜、君と結びて

レビュー投稿数2

主従愛、そして武士道

戦国時代BLと身構えて読み始めてみたものの、何も難しいことはなく、
むしろ武士と小姓の主従関係、自然豊かな古き良き日本の情景に魅了されました。
誰かのために尽くすこと、命を賭けて守りたいものがあること。愛は普遍のテーマなんだなと実感しました。

伊縁の「秀将様のためならどこまでも」な健気さ、そして難題にも諦めず挑んでいく果敢さは、見ていて応援したくなります。まぶしい、光の受です。
誰より強く伊縁と道明沢を想っている秀将様ですが、それを表に出さず行動で示していく姿が、まさに言葉少なな武士の姿という感じで、本編を通して始終かっこ良かったです。
きっとムキムキで、本はラスト後の姿もめちゃくちゃ良いんだろうなぁ…と表紙のイラストから妄想しています。

BLでは少し珍しいジャンルではありますが、読みやすく、萌もいっぱい詰まっています。
電書で手軽に読むこともできるので是非オススメしたい一冊です。

2

寄り添う物語!圧倒的な没入感をあじわえます。

繊細で読みやすい文体で世界観から抜け出せない!サラサラ読めます!ビバ健気受け!

主人公の秋津いよりの心情描写と背景描写から始まります。題名から歴史小説や題材から固い物を想像していたのですが、もの凄い感情移入できる物語です。美しくて面白い!
そして、緻密な筆力による成長譚です。
秋津いよりは、道明沢をおさめる武士に仕える秋津家の秀将様につかえます。
しかし、秀将様にはある理由から敵が多く、昔はいよりを気にかけていた秀将様はあたりが強いのです。さらに、色んな問題が浮かびあがり、文系のいよりは得意じゃない試合に駆り出されるはめに。しかし、秀将の名誉のためと、いよりはある方のアドバイスから、頭をつかい次々と対戦試合をこなしていきます。このシーンが成長譚として大好きです。
主従BLや健気受けが好きな人は、是非おすすめです。読んで損はないです✨おもしろい!

2

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