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すいません、新装されてるのに旧版のレビューで。
古本屋で、かなり前に買ったもので。
新しく購入される方は、書き下ろしつきの新装版を買われたほうがいいと思います。
のちの名作『空色スピカ』『流星シロップ』を彷彿とさせる、かわい有美子さんらしい爽やかな青春学園ものでした。
かなり昔の作品なんですが、古さはあまり感じなかったです。原点はここにあったんだな、なんてことを思いながら読みました。
何が良いって、あっさりしたところが良かったです。全編に渡って、くどい心理描写などがない。一つのエピソードをしつこく追うこともない。
結末ふくめてサラッとしてるので物足りなさを感じる方がいるかもと思いましたが、私はそこが好きでした。
冒頭だけが不満かなー。
水瀬の無邪気でワンコな性格と冒頭の人間不信なエピソードは、微妙にマッチしてないような気がして。
でも後半のキュンキュン度は半端なかったです。
水瀬が自分の気持ちを自覚してからの行動の数々の、なんという初々しさ!なんという恥ずかしさ!いっぱいいっぱいすぎてカッコ悪いとさえ思える行動が、たまらなくいい。
水瀬と東郷のキス
水瀬と伊集院のキス
うあー、萌える。
水瀬と東郷のスマタ
スマタにはとてつもないエロスを感じました。
この慣れない感じ、挿入してエロい言葉を口走りつつアンアン激しく喘いでるよりも百倍萌えるよ。
ともに高校生活を過ごした四人の未来は、まだまだ未知なまま。
関係性がどうなっていくのかもまだまだ未確定。
余韻を残して物語は終わります。