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kihin no yuuwaku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
老舗旅館の若旦那・上矢直人と、エリート銀行員・椎原晶の物語です。
表題作と「甘く愛しく乱れて溶ける」が収録されています。どちらも晶の目線で話が進みます。
「貴賓の誘惑」
長期休暇に奮発して老舗旅館「箱根旅亭」に宿泊したことにした晶(受け)は、ふとしたことで上矢(攻め)が元役者でゲイであることを知る。上矢から「口外しないでほしい」と頼まれた晶は、そんな口の軽い人間だと侮辱されたと憤り、ここにいる間は自分と付き合ってほしいと上矢に迫る。最初は断っていた上矢だったが…という内容です。
「甘く愛しく乱れて溶ける」
61ページとSSと呼ぶには長めです。表題作の後日談。
銀行を辞めて箱根に引っ越してきた晶。演劇祭を前に多忙な上矢でしたが、二人の仲は順調そのもの。そんな中、晶の元彼氏が脅迫してきて…という話です。
やる気になった上矢がエロいです。快感を貪る晶もエロいです。
カラー挿し絵は裏表紙と同じイラストなのですが、帯で足を結んだ浴衣同士のエッチというエロさです。カラー込み10枚中7枚のイラストがエッチ関連。内容もそれに沿ったものなので、エロ重視の方にはお勧めです。
ただ、身体先行で、エッチに心が引きずられている印象を受けます。晶の銀行での話や上矢の元彼疑惑の登場など、ストーリーがないがしろにはされているわけではありませんが、両思いになるまでのすれ違いの切なさとかは感じません。個人的には、上矢が結構早いうちから好きオーラを出しているのが読んでいて楽しかったです。
スピンオフとして、「誘惑の灯は切なく甘く」があります。上矢に、物語の序盤部分でフラれた青年・香野澄夜が主人公になります。上矢は相談役としてそこそこ登場しますが、晶はちらっと姿を現すだけ。順調な仲を見せています。