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ありがちな記憶喪失モノなんですが、めちゃくちゃキュンキュンしました萌えました。
この作家さんの他の作品も読んでみたくなりました。
前半は受け視点です。
父親が冤罪を晴らせぬまま死んだため、裁判官になる夢を追う主人公。
無理がたたって脳出血して、過去数年の記憶を失ってしまう。同時に「10分前の出来事までしか記憶できない」という状態になります。
そして、ずっと親友だった攻めのことを忘れてしまう。
攻めはそんな受けに健気に尽くします。
なんかねー、「攻めの想いが、なにも気づいてない受けの視点から伝わってくる」のがタマランかったです。
受けは「もしかして恋人だった?」と問い、攻めは思わずそれに頷いてしまう。本当は恋人じゃなかったんだけどさ。罪悪感に苦しむ攻めが切ない。
はじめてのキスでキュン死しました。
受けは「何度もキスしてるはずなのに、(攻めも)震えてる…」と、不思議に思うんだけど、違うんだよう!攻めにとってもはじめてのキスで、長年の片思いが形になった瞬間で、嬉しくてたまらないのだ。でも「嘘をついてる、記憶が戻ったら親友の立場さえ失うかもしれない」という不安もあって。受け視点だから攻めの心理描写はまったくないんだけど、それでも伝わるのだ。
ああ、こういう描写、本当に私好み。
後半は攻め視点。
攻め視点になると、さらに攻めの健気な奔走ぷりが解ります。
キュンキュンしまくりでした。いいな、この攻めだいすきだ。
記憶喪失の描写には若干不自然さを感じましたが、そこはざっくり目をつぶりましたw
自分好みの萌えがふんだんにある物語だと、細かいことなんてどーでもよくなるね!