微熱のシーズン

binetsu no season

微熱のシーズン
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%
著者
岩本薫 

作家さんの新作発表
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イラスト
海老原由里 
媒体
小説
出版社
成美堂出版
レーベル
クリスタル文庫
発売日
価格
¥476(税抜)  
ISBN
9784415088426

あらすじ

兄の死以来絵筆を折っていた真田は美術教師として赴任した山村の高校で、名家の跡取りである隆志に懐かれる。
しなやかな野生の獣を思わせる隆志は人との距離に脅える真田に対して、時に残酷なほどにまっすぐに内面を暴き、また時に鷹揚な包容力で
安らぎを与える。そんな彼に真田はいつしか囚われて…。

表題作微熱のシーズン

鹿尾隆志,田舎の有力者の跡取息子 高校生,17歳
真田洋,日本画家の息子 赴任してきた美術教師,27歳

その他の収録作品

  • 夏を抱きしめて。

レビュー投稿数2

前半が短すぎる

DK×美術教師。

「夏恋。」と「夏を抱きしめて。」の二篇収録。

前半は、日本画の大家を父に持つ主人公・真田が、地方の山村にある高校に赴任する所からはじまる年の差ラブ。

真田は赴任先で地元有力者の一人息子、隆志に目をつけられて、懐かれてしまいます。後継息子の動向に厳しく目を光らせている隆志の父親から、息子に近づくなと牽制される真田でしたが、隆志の方は構わず真田との接触をやめません。

父親と兄を亡くした真田は、日本画が描けなくなるほどのトラウマを抱えていました。自分と似た境遇の隆志が父親に反発して我が道を進もうとする姿に励まされ、心を揺さぶられます。しかし、隆志の父親が倒れて恋愛に溺れるどころではなくなり、真田は教師を辞める決意を固めますが…

短いので展開が早く、ダイジェスト版みたいでもったいなく感じました。どちらかというと真田は隆志に絆された印象を受けましたが、真田側の心情がちょっと伝わりにくかったです。地域特有の因習などが好きなので、村祭のエピソードはもっと読んでみたかったところ。

本編掲載の4年後に書き下ろされた「夏を抱きしめて。」は、東京に戻った真田の後を追って、大学進学とともに上京した隆志視点のお話です。二人は同居していて、創作に没頭すると寝食を忘れてしまう真田を心配する隆志が、なかなかまともに相手にしてもらえずに悶々とする様子を描いたもの。こちらは楽しめました。

0

うーん微熱級

東京からきた過去のある美術教師に
田舎の有力者の跡取息子が惹かれていく話。

受けも攻めも、家柄に縛られどこか居場所をなくした者同士。

先生と生徒許されない恋モノで、ありがちな設定ではあるのですが
一夏の過ちではなく、その先もきちんと描いていて
あっと驚くようなドラマチックな展開はないので
個人的にはタイトルどうり微熱級の作品。

1

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