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最初、かなり思わせぶりな昭洋と槙瀬の関係に、かなりやきもきさせられました。
お互いにお互い以外に心を許さず、二人で働いているんですが、思わせぶりなシーンもかなりあって、この二人は出来てるの……? と、思わせるんですが、具体的な描写はいっさいなくて! どっち?! どっち!? と、少し、イライラ。
周りも二人の本当の関係を知らなくて、どうやら二人の関係は、昭洋の過去に理由があるみたいですが、それをどっちも話したがらない。
そんなやきもきした関係のまま、昭洋の元同僚が依頼を持ってきて、その依頼に、顧客である会社社長・水野の名前があって、以前から水野を意識していた昭洋の気持ちが少しずつ動き始める。
結局やきもきさせられた、昭洋と槙瀬との本当の関係も明らかにされて、昭洋は水野に対して、心を開くんですが。
それがちょーっと、かなり、依存的なような気がして気に喰わない……
水野のおかげで、昭洋は自分の過去を乗り越えたんだけど……
個人的には、過去は自分の力で乗り越えるべきだ! と、思うのであんまり昭洋のやり方は好きじゃないなー……と、思います。
ちょっと、どろどろ暗めの話がお好きな方はぜひ。
個人的には、昭洋と槙瀬の過去の話も、同時収録されていると更に読み応えがあっただろうな……と、思います。