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Shusennu omega to kiraware yūreihaku no himitsu no koi

今回は第三公子と使用人のお話です。
受様が悪名高い攻様の城に奉公にあがった事で
攻様の秘密が明かされ新たな絆を結ぶまで。
この世界の人には人間の特性のみ持つ人と
人間と獣の両方の特性を持つ獣人が存在します。
受様は猫獣人でオメガです。
見た目や能力は違っても人も獣人も
同じ命と教えられますが
実際には獣人への差別が存在します。
しかしながら男女の性別にある
アルファ、ベータ、オメガの3つの性別では
子を産むと特性で獣人でも重宝されるため
オメガとしては求められることもあります。
この国では成人すると家を出て独り立ちするため
受様は辺境伯の城に奉公に出る事になります。
受様は守銭奴というほどケチではありませんが
金貨を稼ぐために賃金の高い奉公先を望み
この辺りでは一番大きい城で
第3公子が辺境伯としておさめる城を選んだのです。
この辺境伯が今回の攻様です♪
受様は意気揚々と荷物で膨れた鞄を抱えて
乗合馬車に乗り込みますが
森を抜けた道の先の木々の隙間から
黒い何かが見えてくると乗客達がヒソヒソしだし
それが辺境伯の城だったのです。
受様が通用門の晩兵の元へ向かうと
黒い執事服の家令が出迎え
メイド頭という老女が案内をしてくれますが
城の中で誰にも会いません。
部屋も1人部屋で驚きますが
なんとこの城にの私用には家令とメイド頭の他には
ハウスメイド2人料理番2人だけだったのです!!
しかも主人の攻様は白髪のような銀髪で
目から下を追うような白い仮面をつけていて
威圧感が凄まじく
受様は石になったように体が強張り
受様をみた攻様の金色の目は睨むように
目が細められたのです。
聞いた時にはそんな馬鹿なと思った
幽霊、悪霊、人食い、首狩りという攻様の噂も
あながち間違いではないように思えます。
果たして受様は無事に奉公できるのか!?
第三公子ながら悪名高い攻様と
孤児の受様のもふもふオメガバースです♪
攻様はメイドや料理番にも怖がられていますが
受様は廊下であったら悲鳴を上げそうですが
どこかそわそわした気分にもなるのです。
受様はオメガながらもまだ発情期を迎えた事がなく
攻様が怖いながらも実は・・・的な感じの
オメガバ展開かなと思ったのですが
攻様の仮面の秘密で捻られた展開です。
読書にはカバーイラストでネタバレですが
攻様を恐がる料理番の盗難事件や
攻様を厭う兄公子に命を狙われた事により
受様は攻様の秘密に気付き
少しづつ親密になっていきますが
大公夫妻が病に伏せっていると言う知らせで
攻様が王城にあがると同行した受様が
第1公子に求婚されたり
第2公子によって攻様が負いこまれる展開で
ハラハラ&ドキドキ
攻様が受様を伴侶とするまで
たいへん楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ
守銭奴というタイトルに惹かれて購入。でしたが、萌えるタイプのキャラではなかったため、中立にしました。スレていないまっすぐしっかり者なタイプの受けがお好きなら良いのかも。本編230Pほど+あとがき。
幼い頃に両親を戦で失い、教会で育てられた灰色猫でオメガのサフィロ。成人したので、一番良い給与を貰える仕事を選んだのですが、それは幽霊伯とも呼ばれる物騒な噂の絶えない辺境伯の城で働くというもので・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
攻めの兄2名、受けの同僚(攻め城で働く人々)。攻め兄1がなんかもうちょっと?一押し欲しかった気がしました。
++攻め受けについて
攻めは強い獣人さんだけど、兄二人からは厭われています。強いのは良く分かったんだけど領地経営の手腕は不明。うーん・・・今一つカッコよさが分からず。
受けは訳あって金貨大好きっ子。しっかり働いてしっかり貰おう!と考える良い子です。獣人だから色々敏感なのがお役立ちです。ヒートはありますが、巣作り記載は無かったと思います。攻め兄1から求婚されているので、美人さんなんだと思いますが、女性っぽいタイプではなかったです。頑張り屋で良い子なのは良いのですが今一つ萌~というポイントが無かったでした。
攻め受けともツボるタイプではなく、お話もさらっと読み終えてしまったので、ちょっと物足りなかった一冊でした。先生すいません。