遠い国で波乱に巻き込まれても―― 結実する夫夫の愛

事故つがいの夫が俺を離さない! 2

jikotsugai no otto ga ore wo hanasanai!

事故つがいの夫が俺を離さない! 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神30
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

86

レビュー数
10
得点
158
評価数
33
平均
4.8 / 5
神率
90.9%
著者
カミヤルイ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
さばるどろ 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434366154

あらすじ

幼馴染でアルファのクラウスと、すったもんだの末結ばれたオメガのエルフィー。 甘く愛される夫夫生活を送っていたものの、どこか満たされない思いがあった。 それは、自分の双子の弟、ニコラのこと。 ニコラが幸せになっていなければ、自分も幸せになってはいけないのではないか。 そう思っていたエルフィーのもとに一通の手紙がやってくる。 それは望んでいたニコラからのものだった。 そして時同じくして、シャオレンという遠い国から訪れた王子、 オウジュンがエルフィーに興味を示す。 かつてクラウスとエルフィーを結び付けたヒバリは、そのシャオレンで 創り出されたものだったのだ。 高い能力を見出され、エルフィーはシャオレンに行くことになるが、 なんとその護衛としてクラウスも同行すると決めて!? 兄弟の絆、夫夫の愛が手繰り寄せる物語の結末は――

表題作事故つがいの夫が俺を離さない! 2

モンテカルスト公爵家の後継で騎士
魔法薬品会社でオメガ地位向上を目指すクラウスのつがい

その他の収録作品

  • 番外編 クラウスの回顧と現在、未来

レビュー投稿数10

離さないの意味がバージョンアップされてる!

もう、1に引き続き読んでてニヤニヤが止まらない。
『ただ縛りたい』って感情よりも『選ばれたい』って願いが透けて見えるようになって、本当に読んでて幸せになってくる作品です。
前巻よりも衝撃のすれ違いがあるものの、ふたりの愛が尊すぎます。

文章の描写が素敵すぎて、文字を読んでいるはずなのに情景が浮かんでまるでドラマを見ているような感覚。
このふたりの運命がどこへ向かていくのか、ずっと見守り続けたいと思うほど、素敵な作品です!

0

どんな時でも変わらぬ想いが素敵

一巻に出てきたあの方達も登場し、より壮大な世界観でえがかれた二巻。
オメガバースでファンタジーなのに、そこに出てくる人や国のあり方は、現実でもどこかの国で起きたことなのではと思えてしまうほど作り込まれています。何より、登場人物の辛さや痛みが、自分のことのように感じられるほどリアルにえがかれていました。
エルフィーに立ちはだかる壁は、分厚くて高いものばかり。
それでも、クラウスはエルフィーのためならどこまでも突き進む。そこに迷いは無いんです。
そしてエルフィーもそんなクラウスがいるから、皆のために頑張ろうと動ける。
エルフィー一人だったら、無理だったんじゃ無いかと思えることが何度もあります。それでも切り抜けて行けたのは、根底にエルフィーとクラウス二人の愛があるから。
その想いだけは誰にも負けない。
そして、そんな二人だから、周りの心も動かしていけたんだと思います。
今回の障害は、国や政治、文化、身分などが複雑に絡んでいて、個人一人ではどうにもできないほど大きなものばかりです。
そんな問題の前では、普通、個人の想いなど、ちっぽけなものに感じてしまうと思います。
でも、その小さくても強い想いが、周りを動かし、少しずつ変化し、さらには大きなうねりとなっていく。
エルフィーだけでなくみんな、行動で言葉で「愛って最強だ!」ってずっと叫んでくれていた気がします。
だから、辛いけど、きっといつか乗り越えられるという希望も私はずっと持ちながら読むことができました。
最後は、大満足のハッピーエンドでした。
今回のお話は、クラウスの溺愛ぶりは堪能できるし、二人のらぶらぶぶりも楽しめる。一巻で気になっていた人たちの行く末も知れました。
事件が次から次へおこって、ハラハラドキドキ、キュンキュン、大号泣を味わえます。
色んな楽しみがあるお話。
読後感の満足感が半端ない。
だから、皆にお勧めしたいです。

1

ドラマティック以外の言葉が浮かばない

大好きな事故つがい、続刊が出ると知ってからとても楽しみにしていました。
相変わらず感情が引っ張り上げられたり引き下げられたり、ものすごい力を持っていますね。エルフィーとともにアワアワしながら読みました。

一度困難を乗り越えた二人のつながりの強さが深く描かれ、その甘さと幸福に一緒に浸らせてもらったかと思えば、その繋がりを試されるように苦難が続く。そのまま運命に振り回されて疲弊していくかと思いきや、そこはやっぱりエルフィー。果敢に立ち向かって行ったり。健気で強い。それが素敵なんですよねえ。一巻に比べてクラウスの人間らしいところがたくさん出てくることもあって、本当に二人がそこにいるように感じました。

そして、ニコラやフェリクスがどうなるのかが一番の気掛かりでしたが、すごく納得のいく姿を知る事ができて良かったです。とくにフェリクス。大変でしたでしょうけれど、この結末は私も彼にとって一番いいんじゃないかなと思いました。勧善懲悪、でも、その中で悪側にもやや救いが残してある。この作品のそんな世界観が好きです。

軽やかで、説得力があって、ふっと込み上げる笑いもあって、大満足のお話でした。
帯の秀逸さも素敵ですね。
ドラマティックとしか言いようがないですもん。
登場人物全員がいつまでも幸せでいて欲しい。
いつまでも笑ってておくれ!

0

2巻だけでも楽しめます☆

エルフィーとクラウスにまた出会えました!
嬉しいです✨
2巻では幸せな2人の生活から物語が始まります。

1巻では不幸に終わったサブキャラのニコラとフェリクス。やはり双子としてエルフィーはニコラのことが気にかかっている。
そのニコラとのわだかまりが解けて、愛を知って改心したフェリクスを知れて、良かったぁと思いますが!

全然安心できない2巻です

もう、まさかのクラウスとの生涯の別れ!?
このシーンに「はぁぁ?!」と声が出そうでした。ハラハラドキドキが2巻も止まりません。

そして、BL愛の醍醐味、何があっても、番解消薬が使われようと、愛の絆は切れません✨
それを堪能させてもらえる物語でした
素敵な完結を、ありがとうございました。

2巻だけでも楽しく読める物語ですが、2巻から1巻に遡って読んでも楽しいストーリーです!

0

読み応えのあるジェットコースターなラブストーリー✨

硬派で一途なアルファのクラウスと、オメガのエルフィーが本当のつがいとなったあとのお話です。

2作目ということもあり、あれだけまとまった1作目からさらにどんなお話が展開されるの!?と発売から期待しておりました✨

結果、さすがカミヤ先生でした
新しい舞台に場を移し、前作でいろいろあったニコラやフェリクスなどの脇キャラも登場しながら、新キャラが攻めと受けに新たな試練をもたらします。

特にニコラとフェリクスのその後を追えて本当によかった。ニコラはなんだかんだ幸せになれる気がしていたけど、フェリクスも幸せにしてくれて感謝感謝です。フェリクスの立場を考えると、前作のような行動をとってしまうのも理解できたので…

これまでBLを読んできて、攻めが赤ちゃんになっちゃう展開は初めてだったので新鮮でした✨個人的に読み進めながらクラウスのことを心の中で「クラウちゅ」と呼んでいました笑

最後は見事なまでのハッピーエンドで読了感も最高でした✨素敵な作品をありがとうございました!!

0

ボリュームたっぷり大満足!

前作ですれ違っていた心が繋がり幸せな愛を手にした二人。第二巻では二人の愛を深めながら離れて過ごす双子のニコラの事や他国でのオメガの立場、フェリクスとの再会ことが描かれています。気になっていたことにどういう答えが待っているのかとても楽しみにしながら読ませていただきました。他国での第二性においてのヒエラルキー、酷く心が痛む現状を変えようと奮闘するエルフィー。思った以上に事態は深刻でピンチ、大ピンチの連続。何を信じたらいいのか裏切りかもと思われることもありましたがどんな時だってクラウスはそばにいるし一番の絶対的な味方。二人の信頼関係、絆の強さを改めて感じました。手に汗を握る展開にハラハラしましたが二人の頑張りと真剣な思いが周りにも伝わりそれが良い結果へと導くものもあったのではないかな。そしてニコラとの関係。二人とも苦しかったかと思いますがやっぱり双子なんだなあ。言葉にしてしっかり伝わる事、言葉にしなくても伝わる事があり大切に思い合う姿がやはり唯一無二なんだと思いました。驚かされる事も多々ありお表紙絵の謎も明らかに!切なくて悲しくて可愛くて楽しくて愛溢れ心揺さぶられる作品。クラウスの溺愛っぷりも健在!蕩けちゃうほど甘々な愛に幸福感がいっぱい。お義母様の明るさ、強さ、愛の深さも大好き!読み応えがあり読み始めたら止まらない。未読の方、ぜひ!

2

【愛してる。つがいのしるしがあろうとなかろうと、エルフィーは俺の唯一のつがいだ(クラウス)】


エロス度★★★

第2巻。おやおや。クラウスの溺愛の激甘さにニマニマが止まりませんね。

物語の舞台は他国に移りますが、そこでのΩへの酷い扱いやエルフィーを狙うオウジュンの毒牙などスリリングなスパイスが盛りだくさんで、この世で最も大切で愛おしい自分の世界そのものであるエルフィーを護るために目を光らせ奮闘するクラウスの姿にメロ度がMAXになってしまいます。

前巻で色々とやらかしてしまった人物たちへの救済・歪んだ国を変えるために行動するエルフィーや協力者たち・・・ドラマチックに盛り上がっていくストーリーも魅力的。

2

読み応え満点で、本当に面白かったです!!

『事故つがいの夫が俺を離さない!』2巻書籍化おめでとうございます。

ただの事故つがいかと思われたお二人ですが、Ωのエルフィーの事を子供の頃から大好きで一途に想い続けていたαのクラウス。
そんなクラウスの事を実はエルフィーも…?
でも、エルフィーの双子の弟であるニコラやクラウスの学友のフェリクスも関わってきて、驚きの真実・事件が起こる1巻でした。
一先ずはハピエンでしたが、主人公のエルフィーにとっては本当にハピエンだったのか?
その後、あのニコラやフェリクスはお幸せになれたのかと?少し心残りがありました。
なので、あの続きを拝読させていただけて本当に嬉しいかったです。

2巻はその双子の弟ニコラの再生が書かれていて、お互いを大切に想い合う双子の兄弟なのに、それ故の心の葛藤が切なくて仕方なかったです。でも無事にお互いの進む道・愛する伴侶をみつけられ、心からの仲直りが出来て本当によかったです。
ただそこからが不穏な気配?登場人物が…
明るく素直で人を信じて疑わない所がエルフィーの良いところなのですが、今回ばかりはクラウスの心配なお気持ちに賛同してしまいました。
まさかの悲劇が起こり、エルフィーと共に大号泣でした。
これからどうなるのかと思い、ハラハラし通しでしたが、この2巻のご表紙絵に大きなヒントが隠されていましたね。
今回はあの方のピンチもありましたが、裏切られる事なく、策を巡らせてくださり、皆様の協力もあり無事に乗り越えられ、国をも巻き込むRE:BORNでした。
何度もまさにジェットコースター状態で私の情緒も乱されまくりでした(笑)
「何度でも君に恋をする」
「アンデッドになろうが〜」
まさしくでしたね。
本当に読み応え満点で、読み手の心に作者様が訴えかけてこられるような素敵なお話で、大団円でした。

書籍のエピローグから番外編も素敵でしたが、私個人としては、コミコミスタジオ様の特典SSまで読んでいただきたいです!
素敵なその後のお話と「◯度目のつがい」を楽しませていただけますよ♡

皆様が素敵なレビューを書いてくださっているので、そちらをご参照くださいませ♡
是非とも未読の読者様に読んでいただきたいです!!
作者様、素敵なお話をありがとうございました。

3

腹黒ライバル登場で番解消の危機再び

今回は公爵家後継者と治癒薬研究者のお話です。

攻様と結婚した受様に他国の王太子が横恋慕し
再び番解消危機に見舞われる顛末と
本編後日談を収録。

この世界には第二性が存在します。
ヒエラルキーの頂点に君臨するアルファ
努力で能力向上が図れるベータに比べて
生殖機能をもち発情期のあるオメガです。

発情期にアルファがオメガのうなじを噛むと
どちらかが命尽きるまで解かれない
つがいが成立しますが

互いの同意のないままの状態で結ばれた場合
"事故つがい"と呼ばれます。

受様はアカデミー卒業時に
片恋相手の公爵三男に告白するつもりでしたが
ハプニングで受様の弟の想い人で
疎遠な幼馴染の攻様と事故つがいになります。

実は攻様の想い人は受様なのですが
弟の画策で弟と両想いと思いこんでいて
つがい契約を結びなそうと解消薬を完成させます。

受様弟は解消薬の権利を狙う公爵三男と共謀
2人のつがい契約が解消されましたが
紆余曲折を経てそれぞれの思いと真相が暴かれ
受様は再び攻様のつがい、公爵家に嫁ぎます。

幸せになるほど弟の更生が気がかりでしたが
彼もまた新たな道を見つけていて一安心です。

そんな中
バース性の身分制度が厳しいシャオレン王国で
製薬事業を任されている王太子が
私的にリュミエールを来訪します。

オメガの受様の活躍に関心があると言う王太子の為
代表の受様父とともに謁見の間に招かれますが
王太子は受様を運命のつがいだと言い出すのです。

王太子は受様に製薬事業への協力を望み
自分とともに自国にきてして欲しいと言われ・・・

既刊「事故つがいの夫が俺を離さない! 」続刊で
誤解が解けてラブラブ新婚生活を送る2人の
王宮オメガバースになります♪

前回はコメディ要素もありましたが
今回は受様を狙う他国の王太子が現れ
悪役だった受様弟と公爵家を出された三男が
再会を果たす展開で

何かと上から目線な王太子の真意や
弟の恋人が王太子の国の人だったり
公爵三男が王太子の準後宮取締官だったり
と波乱な匂いがプンプンですよ  Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

受様は王太子の言葉に期待して同行しますが
攻様はそんな受様のため側仕えに身を窶しますが

王太子の国ではバース性以前に身分格差が徹底し
使用人達は主の言葉に逆らえないばかりか
人として扱われず酷い扱いをされていたのです。

自国に戻った王太子は
受様を客人扱いしながらも自分の妃にすべく
またもや受様はつがい解消薬を使われ
邪魔な攻様には暗殺されて!?

誰が味方で誰が王太子のてしたのか
ココからどうやってハピエンターンになるのか
ちょっと想像もつかないのですが

受様弟や準後宮のオメガ達という受様達に
関わった人た達の協力を得て
国を変えるまでの大ドンデン返しで
大変楽しく読ませて頂きました♪

3

いい話だった

1巻が面白くて続編購入。今回もとても面白かった。
エルフィーがシャオレンという国に行くことになり、そこで魔力と薬を作る力を使って、その国のオメガ達のために頑張ろうとするんですが、王子が厄介!そこの国の王子がエルフィーを運命のつがいだと言って迫ってくるんです。
クラウスはお呼びでないけど、護衛兵に扮してついてくる。でも愛情とアルファの独占欲が丸出しですごくいい。船の中でももっとイチャイチャして欲しかった!
途中、事件が次から次へと起きるからハラハラするけど二人なら乗り越えられると信じてました。
一番はこの表紙の男の子!この子が可愛すぎて、非常によかった。もっと見たかった。平和だったらエルフィーとどこかお出かけするところ見たかった!
番外編もいい。攻め視点で受けを溺愛してるの楽しい。
読み応えのある作品で、クラウスのカッコいいところ可愛いところが見られて大満足でした!

5

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