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好きとか恋とか、この行為にどういう意味があるとか理解していない子供相手に、犯罪臭溢れるえげつない体格差で妙にリアルさを感じました。
心理描写でも、健気で無垢な反応に罪悪感やら背徳感やら…。
ショタの反応がまたリアル。
大きな身体に力一杯押さえつけられ逃げることもできず、泣きながら恐怖に怯え、初めて与えられる愛撫にも気持ち悪さが勝り鳥肌で震えるばかり。
「そこウン○するとこだよ!」
というセリフも素人っぽくて好きです。
ご都合主義なところもありますが、ウン○と同じ大きさなら…と涙目で我慢し、挿入されてからもただ痛みに泣き叫ぶだけというのも痛々しいけれどよかったです。
敢えて心情描写も深目に切り込んだ所に
作者さんの覚悟が見て取れる一冊。
ショタとは、単純な様で単純ではない分野
なのですよ。
この作品集一冊だけでもその深みの一端は
味わえるか、と。
なお、表題作の収録表記は『僕のお兄ちゃん』と
なっております。