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byouanbon Case File Compendium
3巻の前半は賀予が患っている精神エボラについての深掘り、後半は謝清呈の過去について明かされるという感じでした。
賀予は無自覚に謝清呈に恋心を抱いているのかなと思っていましたが、どちらかというと一回抱いたからこその所有欲や独占欲などが強くまだBLにはなっていないという印象です。
謝清呈はずっと冷徹非情な人物というイメージが強かったのですが、彼の生い立ちを知り悲しい気持ちになりました。彼は、学問としての心理学には詳しいけれど、人の気持ちにはとても鈍いということが本文に書かれていました。つまり、彼はどういう行動でどういう感情が生まれるという事については詳しいのですが、相手が別の意図を含んだ言葉を言ったとしても隠された本当の言葉の意味を汲み取ることができないのです。なので時々、賀予とすれ違います。それが少しギャグ調なところもあり面白かったです。
後、これは唯一疑問点のですが囚人が『僕はただの羊だけど』を最後に選ぶことが多いという理由で流れ作業のように、Aから始まるリストがない為Bから始まる最初の曲にすると言っていました。『僕はただの羊だけど』という曲も調べて見たのですが検索に出ず、Aから始まるリストがないという意味もあまり分かりませんでした。Bは曲名の僕がローマ字でBOKUなのでそこから取ったという認識であっているのでしょうか。
何はともあれ、面白かったです。4巻も早めに読みます。
病案本1・2巻で沼ってから待ちに待った続編。
3・4巻同時刊行ありがとうございます!
こちらのレビュでも食い気味に転がりにきました。
病案本は電子でも購入してます。
しかし電子には挿絵が無いので挿絵目当ての人は購入考えた方が良いかも。
紙媒体には挿絵あります。
電子派の皆さん…yoco先生の挿絵、吐きそうになるくらい良すぎるので紙も買おうか。
BL小説大好きなので、yoco先生のこともずいぶん昔から知ってました。
しかし自分が好きな受けの傾向が、がっしりというか男らしいのが好きなので…yoco先生が担当されているBL小説は未読なんです。
yoco先生の描かれる受けって線が細く、儚い美人系というイメージが…なので、病案本でこんなかっこいい受けも描けるんかい!!と横転してます。
病案本は主役二人だけじゃなく、脇役もとても魅力的に描かれていて、すごくyoco先生が好きになりました。
さて、3巻の表紙は少年賀予(ハーユー)ですね。
初見の人が見たらこの子が受けだと勘違いしそう。
カワイー^^)
3巻の賀予ですが、ご安心ください。
安定してブレない!9割方無礼なクソガキです。
でもこの無礼なクソガキ、受けの謝清呈(シエチンチョン)にかまって欲しくてしょうがないのです。
ええ、読者も真っ青なストーカー振りに謝清呈先生と一緒にドン引きです。
先生に塩な対応(お坊ちゃんの自業自得)されてるのに、先生を常に追いかけてるガキンチョが哀れで笑ってます。いや、普通に考えても、合意なく辱めるためにえっち強要してくる相手なんて、先生でなくても失せろだよ。
お坊ちゃんのこと、先生はめっっちゃ拒絶しているけれど、電話に出てあげたり、(相手が一方的に話してる)話聞いてあげたりして凄いなと思う。
個人的に好きな賀予
・天才ハッカー紙飛行機に手紙(嫌味)書いて先生に飛ばす
・先生にかけた電話で、代わりに出た妹から「兄はシャワー浴びてる」と聞いただけで、先生の裸体想像してモジモジしちゃう非童貞
・何がなんでも先生への好意は認めないマン
・バツイチで甲斐性が無く年増と罵ってるのに、先生に一途
・謝清呈の居場所?逆探知ですぐ分かる
・ストーカー…?いやスッポンです。
隙あらば…いや隙なくても先生の口に吸い付くわ、噛むわ、抱きしめて離さないわ…
クソガキですが、可愛い一面もあるので許してね。←?
3巻では、ついに謝清呈が抱えていた秘密が明かされました。
お坊ちゃんと先生は、今回も仲良く殺人事件に巻き込まれます。
一緒にスタジオに閉じ込められ、そのまま水責めです。
この水責めは、二人を死の間際まで追い詰めるのですが、そこまできてようやく…ようやく先生が(体感小指先程度ですが)絆された!!
両親の死の真相を追った謝清呈の少年期。
実は精神エボラ患者で、物語にちょくちょく出てくる初皇その人。
交通事故を装った襲撃により、瀕死の重傷をRN-13(精神エボラ発症の原因とされる薬)の投与で生還。
驚異的な回復にはもちろん代償があり、寿命(命)をめちゃくちゃ使った先生。
長くても40歳までしか生きられないと、余命宣告されてる。
疲れやすい体に、多数のアレルギー。
お酒に酔いやすく、体に跡が残りやすい、頸の赤い黒子。
(怒涛の伏線回収ありがてぇ!)
極め付けに精神エボラを発症し、高熱と狂気が見え隠れ…
幼い妹を孤児にしない。施設に行かせないと、必死に地獄から戻ってはきたが、精神エボラのせいで強い言葉を妹にぶつけてしまい、妹に兄じゃないと言われてしまう…か、悲しい。
辛過ぎる先生の過去に息切れしてきた。
お坊ちゃんも話聞きながら、先生の人生は全く楽しくないって言ってるし(笑)
だがまだ序章だ。
過去後半戦。
先生は命を救ってもらい、生き方を導いてくれた恩師でもあり、もう一人の父親をも亡くしてしまう。
この恩師は医者で、昔一人息子を亡くしてることもあり、謝清呈のことも息子みたいに扱ってて、もうそれだけで涙出る。
(先生にも穏やかな日はあったんや…)
RN-13を使った治療は違法で表沙汰にできない。恩師と謝清呈の親しい間柄は二人だけの秘密だった為、恩師の葬式に参列すらさせてもらえない謝清呈…それは無いだろ、マジないだろとフィクションの世界に物申したいのは私だ。
恩師が亡くなった後、クソみたいな世論が立ちはだかるのですが、人知れず先生が矢面に立って終息させるのです…自己犠牲が過ぎる…そんな先生が大好き。
恩師で、父のような人が亡くなり、謝清呈は当時ボロボロだったと語ってます。
そんな状態なので、賀予に何かを教えることなんてできないと賀予の手を離したと…
賀予と同じ特殊な病に罹ったことがあり、賀予と同族なのに複雑な事情で話すことはできない。
唯一言えた言葉は「ガキンチョ、痛くないのか?」
あああああああああ謝清呈!謝清呈!アンタってやつはあああああ!!!(ゴロンゴロン)
物語内では死ぬか生きるかしてるのに、感無量お腹いっぱい、胸いっぱい。肉まん先生ありがとう(墓)
個人的に好きな謝清呈
・ガキンチョ
父のような人から謝清呈はガキンチョと呼ばれてた
受け継いでるなんてそんなのッ(尊死)
・タバコ
父のような人が喫煙者で、亡くなってからその人を身近に感じるために吸い始めた(え、以下同文)
・相変わらず自身のことを人間とはみなしてない
(切なすぎてたぎる)
・謝清呈はえっち!謝清呈はえっち!(大声)
魔翻訳で先を知ってますが、やはり母国語で読めると解像度が段違い。
どことは言いませんが、綺麗に翻訳された文章に何度も抉られます。出血多量です。
翻訳してくれた呉先生にも感謝を捧げたい、ありがとう、ありがとうございます(号泣)
次回
元嫁襲来!謝清呈に畜生以下と罵られてるけど関係ない!謝清呈と年越しするのは僕だッ引っ込んでな!!
追伸:My Heart Will Go On(タイタニックで有名な曲)を人生で一番きいてる