お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
bara ni hohoemi wo
もともと同人誌で発表した作品をまとめたものらしく、三作品入っています。
何というか、出だしからくっつくまでがあまりに急ピッチで、置いてけぼりをくらいました。
従兄弟の結婚式の二次会で、高校生の幸彦は新郎の友人の藤倉に酔った勢いで好きだと告白されます。そして薔薇の花束をもらい、抱きしめられてドライブに連れ出されそのままホテルでベッドイン…。展開が怒濤すぎて、あれ、この子ゲイだったっけ?という気分に。
初恋もキスもまだという高校生の幸彦が男性と寝るなんてかなり勇気のいることだと思うんですが。
会って数分・数時間の幸彦に対して藤倉が「もう君を離さない」とか、「君に会えたのは運命だ」とか、「君が望むならなんでもあげる」とか、お芝居のような台詞があまりに薄っぺらくてついてけないまま、あれよあれよという間に終わってしまいました。
あまりに急ピッチでくっついた2人に何のリアリティも感じられず…。
その後の短編で付き合ってからの二人の話が補完されていますが、最初のお話があまりにえ~て思ったんでこちらも最後まで楽しめなかったです。
何だかんだで同人誌という媒体だから好きにかけたのかなぁ?とも思います。歳の差カップルは大好きなんですが、これはちょっと楽しんで読むことができませんでした。