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元暴走族の行哉は20歳になったのを機にグループを卒業し、知り合った檜垣という研究者の家で家政婦として働くことになります。
檜垣は36歳なのでかなりの歳の差。
この作者さんの作品はちょっと古いですが歳の差ものがかなり多いため、歳の差好きな自分は嬉しいのですが、このお話はどうにも入りこめなかったです。
最初出てきた時は檜垣は横柄で何でも持ってる大人、という感じですが、蓋をあけたら一人で電子レンジも使えないけっこうなへたれ。
親の後を継ぎたくないと泣くシーンもあって、36歳にしてはけっこう自由奔放なキャラクターだと思いました。
行哉はちょっと子供ぽいけど自立心が強く、几帳面で、檜垣とはよい組み合わせだと思います。
檜垣の一族が沢山出てくるのに、そのへんがちょっとだけ出てお話に関わって来るのかと思ったら、得にそうでもなく・・・?
半分は行哉の所属していた暴走族のメンバーとのお話です。
行哉は族を抜けた後、運よく仕事と済む場所を手に入れたけど、社会に馴染めなかった子は暴力団に入り、悪事に手を染め、最後には…。というけっこう暗くてシリアスなお話でした。
何と言うか、B級映画でよくある任侠モノのノリが入っていて、それがちょっと私には合わなかったです。
えろいシーンが少なかったので、もう少しあったらな~という(行為はしてるんですが文章での表現が少ない)思いがあり、それも少し残念でした。