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kyuuzitu no gohoubi anthology
ちるちるさんで評価が高かったので拝読。ピッコマさんで全話無料で読めます。
成金貴族のαと、名家だが没落貴族のΩの政略結婚の話でした。
結納金目当ての結婚ですが、受けは幼い頃から攻めを慕っていました。何故か二度目のヒート以降、攻めは「別にヒートを起こしたからって死ぬわけじゃないだろ?」とわざと傷つけるようなことを言って、ヒートのたびに外出するようになります。結納金は最初に半分が支払われ、子供が生まれたら残り半分が支払われる予定なので、受けは実家から子作りをせっつかれており、辛い立場におかれます。
子供の頃に攻めからオモチャの指輪を渡されてプロポーズ的な告白をされていたり、ヒートのとき以外は溺愛モードで言葉でも好意を伝えられるので、両片思いであることは序盤でわかります。よって、なぜヒートのときだけ拒絶するのか、というのがお話を読み進める上で一番気になる点になります。
結果的に、実家からの手紙に「子どもを産むまでは実家に帰ってくるな。ひとりでも産めば契約金が手に入るからその後離婚しろ」と書いてあったので、それを読んだ攻めが子どもが生れたら受けが実家に帰ってしまうと思い、行為を避けていた、というのが真相でした。
既に跡取りは他にいるから、受けが実家に出戻って来ても迷惑なだけだろうに、なぜ実家は手紙にそんなことを書いたのか疑問が残りました。子作りを避けるだけなら、あえて傷つけるような言葉を言わなくてもよかったのではとも思い、スッキリ感は薄かったです。
また、元々、こちらは神評価が18あったのですが、試し読みを読んで戻ってきたら、いきなり18→14に減っていて、こちらを収録したアンソロジーの作品だけが、他の作品も同じタイミングで神評価が2つずつ減っていたので、お話の内容以上にそちらのほうがモヤっとしました。
政略結婚だから、愛されない…仕方ない…
そんな思いのΩのリオルに追い打ちをかけるように、発情期に側にいてほしいと縋る思いのリオルを、酷い言葉で突き放し「おいてけぼり」にする、夫であるαのシグルド。
なんて酷いシグルド!!可愛いそうなリオル……
でもね、発情期が明けると手のひらを返すかのように
優しく接してくるシグルド。
どちらのシグルドが本当のシグルドなのか?
そして、このお二人には実は、遠い昔に接点が。
その頃から続く、お二人の想いが交差して、大切に思うばかりにすれ違い、勘違いをうみ……
でも、大好きだから離れたくない……離したくない……
そんなある日、いつも通りの「おいてけぼり」発情期を、独り巣作りで乗り越えようとする健気なリオルの前に♡♡♡
大好きなオメガバ巣作りの展開にニマニマが止まりませんでした。
「ポンポン」もありがとうございます。
そこからの、お互いが素直にお気持ちを伝え合われ、誤解がとけて、本当によかったです。
とっても素敵なハピエンと番外編もありがとうございました。
まさしく『休日のご褒美』ですが、休日じゃなくても疲れた心と身体を優しく癒してくださる素敵なお話でした♡
ご一緒に『ご褒美』を堪能していただきたいです!!
雨宮先生のジレジレ両片思いは、間違いないです。
文章もとても読みやすくて、一気読みしてしまいます。
ノンストレス、幸せいっぱい❣️
私は不器用なちょっと重めな溺愛攻めが可愛くて❣️
政略結婚、そっけない夫、健気に耐える主人公と
のっけから心を揺さぶられる設定。読みやすい語り口でするすると
物語の世界に引き込まれました。幼い二人のエピソードにキュンっとしつつ
何で今はあんな風に……とすっかり作者さんのペースに乗せられて楽しいです(笑)
こういう理由ですれ違いなのかな?って想像はできているんですが、わかりやすくていい。思いを伝えあった後のラブラブ具合と番外編の他人目線で見られる二人にもほっこりニマニマしていて休日のご褒美に相応しい素敵なお話でした!
冒頭からヒートなのに旦那さまに置いていかれるという切ない始まりではありますが、それでも垣間見れる旦那さまの優しさにキュンとします
それすらも主人公には伝わらずにすれ違っていますけど。
そこも切なくて好きです。
そして、過去の甘々な姿を見て、幸せな気持ちになりつつ今の現状に悲しくなり。
二人の思いが読者には伝わってくる分、思い切りジレジレを楽しませて頂きました✨
もう、作家様の手のひらで情緒を転がされ翻弄させられまくりです✨
幸せだからこそ切ないって振り幅が凄い!って思いながら読み進めていきました。
そしてラストを迎え、ご褒美のような番外編。
ここではたっぷり甘々な二人を感じることができ、あー、この二人はもう大丈夫と思えるとても爽やか(いえ、激甘ですけど)な読後感を得られました。
乗り越えたからこそこの番外編のありがたさが感じられます。素敵な作品をありがとうございました
読んでいるとドキドキな両片思いです。
気持ちが丁寧に書かれていて、引き込まれて読めます。
はじめのインパクトある結婚生活には、こんな思いがあったのね、と納得できる、読後感が良い本です。
好きなBL本になりました!
作者さん買いです。
両片思い、じれじれを望むなら雨宮里玖先生の作品をおすすめします。
また「様子のおかしい攻め」も先生の代名詞になるかと思います。
お話は政略結婚した二人だが二人は幼馴染で、受けは昔から攻めが大好き。攻めもそうだと思っていたし、初夜はとても甘い幸せな時間だった。それなのにどうしてか初夜以降攻めは受けを避けてなんとヒートを癒やすこともしてくれない!
広いお家に残された受けは攻めの衣類で巣作りをして発情期に耐える。どうしてなの?
というお話です。
初っ端から厳しい台詞を残して出ていく攻めなので、読者としては「ひどい!」と思われる方もおられるでしょうが、そこが「様子のおかしい攻め」なのです。
そんなこと言いながら「好きなんじゃろ?素直になれよ」とそっと肩をポンポンしたくなる純な面が垣間見れて、胸を擽られます。
でも当然、当事者の受けには攻めの気持ちが見えないし、攻めも受けを誤解してしまっている。
あ~言葉が足りてないんだよ!とジレジレしながら、でも紐解かれていく背景や心にジンとしてキュンさせれます。
雨宮先生ならではの広げ方や、エピソード。それを感じながら読ませて頂くのが大好きです。ぜひ他の方にも味わって頂きたい。
様子がおかしい攻めが溺愛全開となったときの甘さは!!!!!です。