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ore no mondaro
この本全体、ツッコミまくりでした^^;
あ、いや・・リバとかじゃないですよっ!
Hも多いけど、受け攻めとも相手へ言葉攻めとか拒否とかね・・そういうツッコミ。
ツンツンやオラオラーッな会話が多くて、ちゃんと好きと自覚した後も恋人よりケンカ相手みたいな仲でした。
時たま、好き~ってあるんだけど、良い雰囲気はほんの一瞬。
Hの時の体だけ素直な「槇朗(まきろう)」の口はその反対ばかりで、早々と喧々囂々!
言い方を変えれば、若くて元気な2人の挌闘恋愛、かな。
自分はホッと息を付ける場所がもっとある方が好みなんだけど。
【俺のモンだろっ!?】おもちゃ売り場でダダをこねる幼児のアレのようで、そのままのタイトルだなぁ~と思いました。
円陣イラストは麗しく、決して嫌いな小説ではないのに、自分が平和で素直(苦笑)な性格だけに焦れったかったかな。
萌え・マイナスです。
今まで読んだ小川いらさんの小説のなかでは一番好きでした。それでも中立ですが…萌えに近い中立です。
これは小川いらさんのかなり初期の小説のようですが、学園モノのほうが合ってると思う。
槇朗とトール、二人の高校生を主人公にした中篇が二つが入ってます。
一つ目の小説が良かった。
後輩のトールとの賭けに負けてカラダを差し出すことになった槇朗。
自分でも説明のつかない槇朗の感情の芽生え、それを自覚したくないがために親友の筒井と思わずセックスしてしまう部分、そしてはっきり自覚するまで、すべてを上手く表現してて、萌えた。セックスは被虐的で、鼻血出そうなほどエロかった。
ただ、二つ目がいまいちだったもんで、中立です。
タイトルになっている『俺のモンだろっ!?』というのは書き下ろしの作品のようで、時間的にはその前のお話になる『アイシテルと言ってくれっ!』は1997年に雑誌に掲載された作品のようです。
かなり前の作品で、今まで読んだ小川さんの作品の中ではかなり文体は軽い感じでした。
主人公2人とも高校生なのですが、徹は少しワルな雰囲気漂うやんちゃでちょっとサドな年下で、一方の槙朗はかなりのツンデレなのに迫られると弱い。
典型的な強気年下攻xツンデレ淫乱受のお話だと思います。
評価を中立にしたのは、主人公2人の間に恋人同士のような甘さがほとんど感じられないと思ったからです。
いつまでもツンデレなのは好きな設定なのですが、2人ともやんちゃなのが抜け切れずいつも喧嘩ごしなのが私の好みとは少しズレていたかなぁと思いました(まぁ、それも仲がいい証拠なのでしょうけれど)。