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まず表題作の『FLOWER』はハッピーエンドではないのであしからず。
とにかく切なかったというか悲しかった。泣きました。
最後どうなるかはネタバレになるので言えませんが、切な過ぎる。
『FROWER』は『WEED』ででてきた谷脇の話。
この谷脇がとにかく最低最悪な攻めでして。
飲み会で松本(受け)に出会うのですが、酒に弱いことを知って酔わせてお持ち帰り。
そのまま松本を抱いて、朝松本が目を覚ますと「自分を好きだといって誘ってきた」と嘘をつきます。
それから谷脇は松本が気弱なことをいいことに無理矢理抱いたりします。
次第に松本は谷脇のことばかり考えるようになり…谷脇の作戦通り。
谷脇は松本と関係をもっても女と浮気するし…もう谷脇最悪すぎる…
松本が色んな意味で可哀想でした…
そして最後は読んでて鬱になります。
しかし表題作とはうって変わって『Green Green』はちゃんとハッピーエンドな話でした!
しししかも弟×兄の実兄弟もの(*´Д`)
兄は成績がよく弟を馬鹿にして嫌っていました。
そんな兄が弟にバイトをしないかと言います。そのバイトとは…セックスの相手。
でもキスはなし、挿入なし、兄がよくなればそれでおしまい。
すごい自分勝手な兄でしたw
しかしそんな兄を好きになっちゃう弟w
最後には兄も弟を独占したがって…可愛かったですw兄がすごくツンデレでした。
『SWEET』は兄視点。題名の通り甘々でしたw
でもやっぱ『FLOWER』のこと思い出すと胸が苦しいです…(笑)
表題作、攻めの谷脇がここまで鬼畜だともういっそ清々しいと思える話でした
あー、こいつ、ふっきれてるーって
前作の若宮よりも最低な男だと思いますがなぜか私は憎めなかった……
うん、こういうやつに惚れるのって地獄だよね……でもどうしようもないよねって
でも、不思議と受けが不憫とは思わなかったな
むしろ、ここまで好きになれるなんて幸せなんじゃないかと思ってしまって
まさかのモブレまであって、攻めのゲスここに極まれりって感じなんだけどもう要所要所に『ああ、こいつが1番自分をわかってないんだな』って谷脇を生温かく見てしまうところもあり
最後、やっと受けを無くした喪失感を味わって号泣するところは本当に胸が苦しくなりました
そうなんだよね、本当に大切な相手は無くした瞬間の寂しさの後、心が逃避して時間の経過と共にじわじわと喪失感を感じて改めて絶望するんだよ
そして後悔がずっと続く……
その繰り返しなんだよねって思うとひたすら谷脇が不憫だった
もう二度と、朗とは会えない
こんな辛い結末とは……
ホントの鬼畜は木原先生だと思う(褒め言葉)
切なすぎて鬱になりたい方は是非お読みください。
そーゆう小説です。痛いです。肉体的な痛さじゃなく、精神的な痛みを感じる小説。
この本はヤバい。
人を選ぶと思う。
主人公は鬼畜な医者(攻)です。『WEED』で脇役として登場したお医者さん。いちおう前作を読んでおいたほうがいいと思う。表題作は読んでなくても大丈夫なんだけど、番外編のショートストーリーは、前作を読んでないと分かんない部分があるので。
主人公の内面の鬼畜っぷりは、徹底していて不快です。
受は真面目な医大生です。因果な相手に惚れたすえ、さんざん弄ばれる。
ただ、最後にどんでん返しが待ってます。
あまりにも鬱すぎる結末に、爽快ささえ感じました。
ここまでこの鬼畜はアホだったのか。アホすぎて泣ける。
表題作の他、『Green Green』という中編も入ってます。
この話も面白かった。
下克上な近親相姦ストーリーです。
木原音瀬さんのダークさがめいっぱい詰まった一冊でした。
表題作「FLOWER」はWEEDで出てきた谷脇〔攻〕の話なんですが、これが何とも切ない……。
WEEDを読んでなくても分かるけど、あらかじめそちらを読んでいた方が分かりやすいと思う。
最後に号泣する谷脇の姿に名作映画フェリーニ監督の「道」のラストでのザンバノが嘆くシーンを思い出しました。
失って、そしてその時じゃなく後になって自分の気持ちに気付く、どうにもやりきれないそんな話です。
「Green Green」は兄と比べられてきた弟〔攻〕と子供の頃から天才と言われ、エリート道を歩き続けている兄〔受〕
兄弟モノスキーとしては実に楽しめました!
最初平凡だけかと見えていた弟が実はバスケではなかなかの選手だったというのもちょい兄ざまァ的な部分もあってそこもいい。
もっと痛いエンドかと思ってたんですが、こちらは最後はハピエン。
どうしよう、また1ナノも好きになれない人物の登場だよの、木原本。
最後まで心が交差しないままで終わってしまい、えーなにーこの話~~~!と、呆然としてしまいました。
なにが伝えたいのか、けっこう必死に考え、掴めないままにPOLLINATIONへ。
きっとここに答えがあるのかもと一縷の望みをかけて・・・。