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shukufuku o motarasu seijuu to kare no aisuru takaramono
今回は白狼の聖獣と侯爵家次男のお話です。
前世で攻様に救われた受様が攻様の世話役になった事で
聖獣との契約を狙う者達の陰謀に巻き込まれる顛末と
その後の2人を描いた後日談を収録。
感情の落差が激しく母と暮らす小学生の受様には
誰にも関心を持たれず、居場所がありません。
ある日
白銀の髪と青い瞳を持つ美貌の青年に
"契約の欠片"だという指輪をお守りだと渡され
「おまえは私の宝だから」と言われます。
彼とは再び会う事は叶いませんでしたが
宝だという言葉と指輪は受様の支えとなりましたが
数年後、自己愛の強い母とその恋人によって
受様は短い生を終えました。
そんな受様の次の生は魔素というエネルギーが
聖獣の祝福によって魔法となる世界で
聖獣の力がおよぶ祝福の地での洗礼で
左手に魔法の制御装置となる紋が現れるのですが
受様は侯爵家次男に生まれながらも
歪な円型の紋しか現れず魔法が一切使えないため
家門の恥と扱われて受様自身も卑屈に育ちますが
騎士団入団を前に前魔法のなく、身分差のなかった世を
思いだした事で貴族の暮らしを失う恐怖心が薄れます。
そして受様の扱いに困った騎士団が
王宮神殿騎士として任じても甘んじて受け入れます。
神殿騎士は王国と誓約した聖獣の直接の世話係であり
本来なら名誉職ですが
気難しい聖獣に何人もの神殿騎士が逃げ出して
入れ替わりが激しく、金で寄せ集めた平民出身の騎士が
増えていたのです。
自由を奪われて神殿に閉じ込められ
よしんば聖獣による殉職ならば受様を理想的に
厄介払いできるという事でしょう。
それならば逃げ出すのみと決意する受様でしたが
王宮神殿で世話係として対面した聖獣は
前世で指を託した美貌の男性で!?
王国を守護する攻様と前世の記憶をもつ受様の
異世界転生ファンタジーになります♪
王国の聖獣であり、
不憫な暮らしを送っていた前世の受様のために
異世界の受様の前に現れた人こそが今回の攻様です♪
しかしながら攻様は
受様を救った温かな眼差しも優しい笑みもなく
受様がお守りを与えた者だと気づかないのです。
まあ、攻様は受様の記憶のままの姿ですが
前世の今世の受様は違っていて当たり前ですが
聖獣である攻様にも何らかの事情がある事が
うっすらと想像されてドキドキ&ワクワク♪
攻様は受様の指輪の存在をきっかけに
少しづつ失われていた記憶を取り戻すのですが
攻様を利用利用したい者達には受様は邪魔者でしかなく
危機に陥るハラハラ展開に!!
攻様が受様を取り戻すまで
楽しく読ませて頂きました (^-^)/
伏線が丁寧に張られていたものの
攻様の能力と実際の展開にてちょっと都合よすぎな
流れが気になりましたので次作に期待します。
聖獣というワードでつい購入。攻め受けともぴんとこず、お話にもちょっとシンクロできず、申し訳ありません、中立としました。本編220P弱+後日談25Pほど+あとがき。ルビーさんらしいお話がお好きな方だったら、お好きなのではと思うんですけど、どうかな。
魔法の名門である侯爵家に生まれたけど、まったく魔法が使えないため、疎んじられているヨアン。扱いに困ったらしく学校卒業後は、騎士団ではなく王宮神殿騎士となることに。王宮神殿騎士は神殿にいる聖獣の世話をするのですが、その聖獣がなかなか厄介な存在で・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
受けの幼馴染、聖獣の伴侶(自称)。神殿関係者少々、受け兄(くそ)ぐらいかな。気になるサブキャラは無し。
++攻め受けについて
攻めは受けに再び会えるのをずーっと待っていた方。よく考えてみたら、受けよりこっちの方が健気なんでは。キラキライケメン、白狼姿もあり。能力強いけど、訳アリで今は半減状態&受け以外は「寄るな触るな近づくな」という様子。そんな強ーい力でドンパチいっぱいやるってシーンはなく、自分たちを守るために力使うって程度でした。
受けは前世、攻めに会っていて、今世再会して、嬉しいんだけど、聖獣は人に対して厳しし態度と聞いていたので、ちょっと戸惑っているし距離感に悩み感じている方。さんざん周囲から貶められ軽んじられていて、可哀想っちゅうか健気というか。キラキラ美人とは感じませんでした。
最初に書いたんですけど、攻め受けとも何かシンクロするところ、刺さるところが無くて、何かちょっと変わるともっと好きだったんだろうなあ(でも何がどう変われば好きになったかは不明)と思った一冊でした。難しい。ターゲット外だったのかな。きっとスレていない若い方だったら、もっと評価高いのでは(と勝手に想像)。
逆境にも静かに耐える主人公がひたすら可哀想で、〚健気な不憫受〛がお好きな方には堪らないと思います!
が、私的にはちょっと不憫すぎて読んでいて辛かったです。
だって、攻めすらも“嫌われ”を超えて“無関心”だったんですもの……;;
普段は〚嫌われ→溺愛〛大好物なんですけどね。
余りにも攻めが無関心なので「流石に攻めは受けの味方であれ!」と願いつつ、キャラクター紹介にある『ヨアンだけ溺愛』の文言を信じて読み進めました笑
うん。結果、溺愛になりました!良かった……‼︎‼︎
ただ、この“溺愛に至るまでの過程”が個人的にハマらず、主人公の献身や努力によって報われると言うよりは「前世ありき」な印象で、ちょっとモヤモヤ……
作品のテーマが〚転生と再会〛との事で、輪廻転生を軸とした物語は「なるほど!面白い!」と思う反面、ヨアンよりも前世の彼との繋がりの方が強い気がして、なんだかなぁ……と。
恐らく、溺愛になるキッカケが“契約の指輪を持っていたから”と言う理由で「攻めが溺愛してるのは前世の彼では?」感が拭えなかったんだと思います。
それに、ヨアンの性格が前世と現世で全く違うので私の中で同一人物として処理できず、もう少しヨアン自身に惹かれていく描写があれば違う印象になったかな……と。
また、受けに懸想していた(筈の)幼馴染のマリウスの存在が中途半端で、なんだか勿体無い印象に。
マリウスには、もっと二人の関係を掻き乱して攻めの嫉妬心を煽って欲しかったな……笑
前世が絡んだストーリーは読み応え抜群で面白かったんですが、BLとして萌えるか?となると前述の通り、モヤモヤ要素もあったので★3評価に。
とは言え、“時空を超えて受けを待つ攻め”は人外感があってワクワクしました◎