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tozasareta hatsukoi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
最近、嵌っている名倉先生の本作、一気読みでした!
【閉ざされた初恋】
孤独な小学生の尋人に、父の会社担当の銀行員・市之瀬が声を掛ける所から始まる「育み愛」です。
父は地域有数の会社の経営しており、忙しい両親には見向きもされず、学校でも遠巻きの特別扱いで、孤独な子供の尋人。
そんな尋人が気になった市之瀬は、月1訪問の3年間、“スイーツ仲間”として優しく接してくれた。
別れの時に市之瀬から渡された万年筆が、尋人の心の支えになり、
身売りで囲われた先(桐山千春邸)の尋常ではない生活の中、万年筆を胸に市之瀬を想う尋人に恋心が育っていきます。
小6から約3年の尋人との出会いと別れから、大の大人の市之瀬が尋人に執着し続けた事に少し「怖っ!」い気もあるし、
千春の愛人に犯られそうになっては必ず助けられる幸運には「上手く行き過ぎじゃね?」感が少しあったけど、
針のムシロの尋人の生活に、そういうトコ別に良いじゃない?って風になってました。
それより、初めてが市之瀬で良かったね?と抱き合う2人に幸せを分けて貰うような・・・
名倉先生の優しい文章が効いています。
境遇に負けず自分を律する尋人は、美しく健気でした。
尋人を助けるべく再会した市之瀬の為を思ってのつれない態度や、切ないモノローグに、キュンキュンきました!
【華麗なる捕獲】
【閉ざされた初恋】のスピンオフ。
雅志×尋人のカプ成立に協力した、雅志の親友で弁護士・須山編。
雅志の学生の頃と本編で少し出てきた雅志兄「敦志」の人となりの説明があります。
そして!怒濤の須山×敦志のお仕置きプレイ!
本編の真面目で健気カップルの180度アチラ、裏と表のような変態カップルでした!
恐るべし!敦志パラノイアの須山!
雅志と兄弟ととても思えない容姿と性格の超ヘタレでダメっ子の敦志が欲しくて欲しくて堪らない!
それも高校で出会った時からだから、超気長というか・・虎視眈眈と・・
表は冷静で有能若手弁護士の須山は、敬語で敦志先輩のフォローしながら、裏ではあんなことやこんなことや無体な妄想しまくってます!
だけど、敦志の節操無い女関係は赦せていたのに、妊娠騒動を相談してきた敦志に、裏が表に豹変!怒髪天な展開に!
敦志、ソレ地雷だったよ~!?
でも、文字は痛いけど、心は軽く敦志のなされっぷりに、フフッ・・思わず鼻で笑ってました^^;
こちらがあったから「神」にしてしまった~!
安心して読める鬼畜?可愛い感じの悪魔の執着?
スゴク面白かったです!
「閉ざされた初恋」
優しいお兄さんと孤独な少年の切ない話・・だと思っていたんですがこれが結構過激でした。
受けを愛人にするべく囲うのが、BL小説では珍しく女性なんですね。なのでお屋敷で繰り広げられる女主人と愛人達とのエロの描写が生々しい(^_^;)
この女主人も愛人たちもキャラが立ってて面白かった。
そんな状況に置かれた受けを救おうと尽力する攻め。この尽力が半端じゃない。単なる同情や罪滅ぼしの域を超えてます。その執着もちょっと怖いと思ったり・・
最後はラブラブのハッピーエンドです。
「華麗なる捕獲」
攻めのお兄ちゃんカップル。
鬼畜な弁護士×おバカなノンケのお話です。お兄ちゃんがおバカすぎて若干引くレベル。
一冊読み終わって、こちらのお話のほうが印象に残りましたw